読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アメリカンまたたび

留学はまたたび

自分の専門外のことも勉強してアメリカ留学した結果、自分の専門が何なのか分からなくなった話

留学終わった後の戯言シリーズです。

昨日、かなりショッキングなことがあって、この三連休は号泣その疲れでてんてこ舞いだった。実家に帰ってずっと部屋でボーッとしていた。溜まっていた作業をやるつもりの三連休だったが、なにも手がつけられなくなるくらい精神的に参ってしまっていた。

そんなことは置いておいて、ブログを書く気分になったので、表題の話をしようと思う。

いま、わたしは自分の専門がなんなのかがわからなくて放浪としてる。

たかが学部を出たくらいで、専門などとほざくのは、フォロワーの大学院生の皆さまや大学の先生方にとても失礼なのは重々承知である。

具体的に言えば、わたしはどんな勉強に熱中できるのかがわからなくなってる。どんなことを専門に仕事をこれからの人生でやっていくのかがとても分からない。

そもそもわたしが日本の大学を辞めてまで、アメリカの大学に行ったのは、自分の専門外のことも自由に勉強するためであった。

専門バカになりたくないと思って、いろいろな分野のことを勉強し、それを自分の専門を学ぶときに幅広い視野で見られるようにするためだった。

それができるのがアメリカのフレキシブルな大学教育だった。18歳の時のわたしはそれに惹かれたのだった。

だから自分の留学の当初の目的はある意味で達成しているのである。

大学では浅く広くITとジャーナリズムの基礎を勉強した。いろんなスキルを身につけたくて、PhotoshopとFinalCutProも初心者レベルではあるが使えるようにはなった。

大量にペーパーを書いた。毎週ペーパー地獄だった。おかげで英語を書くことに何のためらいもなくなり、数十分で与えられたテーマに対して自分の意見を500ワード程度でスラスラ書けるようにもなった。留学初期にはこれができなかったので、ある意味進歩だ。

ジャーナリズムのクラスでの取材活動を通して、人の話を聞いてそれを媒体にすることの素晴らしさを体感した。留学生活には後悔はない。これが留学生活でできるすべてだったと思う。

しかしいざ卒業して、日本に帰った途端に、自分の専門がなんなのかがわからなくなった。

ニューヨークにいたときに、とある日本人女性と知り合った。その方のことをとても尊敬しているので、少し書かせていただきたい。

その方は30年以上前にアメリカに留学生として来て、それからウォール街でバリバリのキャリアウーマンとして成功された方だった。現在は第一線から退き、ニューヨーク郊外の村でフリーランスとして旦那さまとわんちゃんたちと暮らしてらっしゃる。

その方も金融業界で自分の専門を究めたのだなとお話を聞いてて何度も思った。はっきりとした意思と上昇志向があり、すべてのお話が華やいで見えた。もちろん相当な努力とエネルギーの賜物である。しかしその姿にわたしは憧れた。

その方とわたしを比べるのはとても恐縮であるが、専門を究めるというのはこういうことなのだろうと思った。しかしいざわたしが「自分の専門」を究めるとなると、何を専門にするのか、何を頑張るのか、その辺が帰国後からとても曖昧になってきた。

大学でITのことを幅広く勉強したのはいいが、専門にするまでではないと思った。ジャーナリズムにしても、何を専門に書いていけばいいのかが不明瞭すぎる。わたしは一体なにをやっていけばいいのかが全くわからない。

しかし「これ!」という専門を持ち、それを究めたいという欲だけは一丁前にある。生意気なはわかってる。今までこだわりが強く生きてきた。留学を機にそのこだわりの強さがなくなった。そのギャップに悩んでいるわけでもある。

だからこそ好きなことや目標に全力で頑張る人を見ると、本当に素晴らしいなと思う。それと同時に自分自身に強い劣等感を抱く。

これからどうしていくのか、そんな不安が常にある。流れに身をまかせることも1つの手なのかもしれないが、これといった目標を持って突き進みたいのが本音だ。しかしその目標がないので元も子もない。

しばらくは目標探しが続くのかもしれない。自分の専門とはなんなのかと自問自答する日々が続く。

正直なところ、とてもつらい。今までは目標があった。大変なことがたくさんあったが、これまでは目標に突き進むだけだった。だからこんなこと考えたこともなかった。

今のお仕事を頑張り、フィンランド語も頑張り、いろんな人と交流していきながら模索していこうと思う。

 

わたしが元日本人留学生の就活のインタビューを始めた理由は、いろんな就活のスタイルを知ってほしかったからだ

お気付きの方もいらっしゃるかと思うが、だいぶ前からブログで留学情報を書かなくなった。最初はネタがなくて書いてなかったが、次第に意識して書かないようにしてた。

かつては大量に留学情報をブログに書いていた。多くの方に役に立ててもらって感謝の気持ちでいっぱいである。いつもブログを読んでくださった方がいたから、今のわたしがいると思う。

そんなわたしが意識的に留学情報をブログに書かなくなったのは、もう当事者ではなくなったからである。わたしはもう留学生ではない。大学を卒業した。

情報というものは刻一刻と変化し、新しくなっていく。わたしはもうアメリカには住んでいない。トランプ政権になってからアメリカの土地を踏んでいない。この時点でわたしが持っている情報はもう古いのだ。

ネットで情報は手に入れることができる。でもその情報はわたしが経験したものではないから、生々しさがない。生々しい情報を届けることができない。

ネットで取り繕った情報なら誰もがブログやらSNSに書ける。わたしはそんな誰でもできることはしたくないのだ。

これゆえにわたしにはもうアメリカ情報やら留学情報を届ける資格がないと思った。引退どきなのだ。

しかしこんなわたしでもアメリカが大好きすぎて狂いそうなので、アメリカや留学生という接点を持っていたかった。わたしは異文化コミュニケーションに興味があるし、これまでの経験から留学生の支援というものはどんな形でもいいから続けていきたかった。

そんな意味で元日本人留学生の方々に就活体験談をインタビューするという仕事を始めた。これはNYキャリアアカデミー様という、ニューヨークにある日系の人材支援の会社からオファーしていただいた仕事である。

ここの社長の大澤さんというかたにはっちすたじおでインタビューをさせていただいた。

マイナビUSA現地責任者を経て、ニューヨークで起業。国際キャリア支援のエキスパート、大澤直美さんにインタビュー | newyork

インタビューをしたときに、大澤さんの考え方や生き方に感銘を受けた。お話を聞いているときに、この方の元で働いてみたいなということを思った。そのときに大澤さんからライターの仕事に興味があるならということでお仕事をいただけた。

つい最近、その第1弾のインタビューが公開された。

【NYCAインタビュー Vol.2】 長尾紗野子さん ~NY留学を経て、外資系企業へ就職!~ — New York Career Academy, Inc.

なぜわたしがこの仕事を始めたのかというのは、当事者としてインタビューができるというのが最も大きなポイントかなと思う。

わたしもアメリカ、ニューヨークの大学を卒業した元日本人留学生だ。ほとんど同じ境遇の人に話を聞く。それを記事にする。

同じ海外の大学を出ているからこそ、聞ける質問というものがあると思う。日本の大学にいたらできない質問や切り口があると思う。そんな意味でわたしはこの仕事がとても好きだし、楽しく働かさせていただいている。

また現在、アメリカ、ニューヨークで留学している日本人留学生の皆さんにいろんな就活のスタイルを知ってもらいたいと思ったのも、この仕事をしている理由のひとつにあたる。

ボスキャリだけにしばられないでほしい。もっと自由に自分らしい就活をしてほしい。せっかく海外の大学に行って、いろいろな世界を知ったのだから、画一的な方法にとらわれないでほしいのだ。

わたし自身も就活はうまくいかないことだらけだった。だからこそいろんな声を届けたいと思ったのだ。

そんな意味でいろいろな業界で働いている元日本人留学生の方のお話を届けたいと思った。みんなそれぞれ個性がある。その個性をのばすひとつの手段としてわたしが書くインタビューがあればいいなと思った。

今後はフリーライターとしての活動で、このお仕事にできる範囲で力を入れていきたいと思ってる。

今週末も2回目のインタビューを控えている。とても楽しみである。

 

LA LA LANDで人生の儚さを感じた話と最近の心境

最近デーティングを始めたアメリカ人の彼とLA LA LANDを観てきました。

f:id:americanmatatabi:20170305204634j:image

この感想をネタバレにならない程度に書こうと思います。

 

話の主人公は売れないピアニストと売れない女優。どちらも注目を浴びることなく、地道にオーディションを受けたり、レストランでピアノを弾く毎日。だけど、夢を持っています。その夢のために頑張り続けています。

この映画を見てわたしが思ったことは、人生というのは思い通りにいくものではないというものでした。夢を叶えることができる、夢に見たような生活を送る、しかしそれは下積み時代に自分が本当に欲していたものなのかどうかというのか。

しかし人生なんかそんなものなのかなと思いました。あの仕事がしたかった、でも今は違う仕事で楽しくやってる。あの人と一緒になるんだと思っていても、結局は違う人と一緒になって、それはそれでたのしい日々を送れている。

そんなことを思いながら映画を観ていました。

人生の儚さというのかな。それをこの映画から勘付けられました。キラキラしたミュージカル映画だと思っていたら、そうじゃなかった。良い意味で期待を裏切ってくれました。

 

わたしはここ最近、将来についてとても深く考えるようになりました。アメリカから本格的に帰ってきて、アメリカにいた時に思っていたことと、今考えていることが違いすぎてそのギャップについていけていないです。それで今は毎日がぽかーんとするような感覚に襲われています。

先が全く見えなくて、真っ暗なトンネルに迷い込んだそんな気持ちです。わたしは今後どうなってしまうのだろう、どこで生きていくのだろう、そんな恐怖があります。

しかし先が見えなくなっても、毎日コツコツと自分がやらないといけないことを頑張らないといけないと思っています。それはアメリカにいた時、本当にしんどくて毎日死にたくて辛かったときに学んだことです。

そんなわたしの心の支えは、アメリカにまた遊びにいくこと。ニューヨークに帰れば、お世話になった方々、友達、わんちゃんたちがいる。

ニューヨークでお世話になってたご夫婦に、「ここがアメリカの君の家だと思って、いつでも遊びにおいで。いつでも歓迎だよ」と言っていただいたことがあります。

それを考えただけで頑張れるような気がします。

LA LA LAND観てるときも、アメリカのあの空気感や雰囲気、人の笑いやアメリカンジョークが懐かしすぎて涙が止まりませんでしたね。ほんとどうしようもないくらいアメリカが大好きですね。

 

とまあ以上です。