アメリカンまたたび

2018年秋からニューヨーク大学の大学院で留学生教育を勉強する予定。

今後のアメリカンまたたびの方向性

自分の頭の中の整理のためにもこの記事を書くことにしました。今後のブログの方向性についてです。

わたしは2013年の11月にブログを始めたので、あと少しでブログ開設5周年を迎えます。これまで留学の手続きの仕方、学校探しの仕方、ビザの手続きの仕方、そしてわたしのくだらない考えや日常といったことを書いてきました。これまで多くの方に読んでいただき、留学の参考にしていただき、たくさんのあたたかい優しいメッセージやコメントをいただいてきました。この5年間、地味に自分のペースでブログを続けて、そして多くの方に支持していただけたことはわたしの人生の中での大きなポイントとなりました。ブログをやっていろんな人と交流をしたからこそ、自分の将来を見つけるきっかけにもなりました。

このブログはわたしという人間を構成する一部であり、今後も続けていきたいと心の底から思います。

一方で近頃は留学情報ブログの急増もあり、まあわたしのブログが本当に読まれなくなってきました。自分では精一杯コミカレ・4年制州立大学への経験者としてリアルなやり方や裏技などにフォーカスしてきましたし、いい記事を発信してきたという自信がありました。でも読んでほしい人に届かない現実が最近うすらうすら見えてきました。わたがこれまでやってきた留学の方法に関する記事を書くことの必要性について最近よく考えていました。

確かにわたしがブログを始めた5年前なんかは、まだそういう情報サイトが数えるくらいだったし、わたしが苦労した情報集めに関することを書いて発信をすると、それなりに読んでくださる人も多かったです。まあ時代が変わってきているのでしょう。もう留学のやり方に関する情報は飽和状態だし、みんながやっていることなので、わたしが書いても読まれないという市場を理解するようになってきました。わたしが持つ情報も古いし、まあ留学おばさんのわたしの出番じゃないって話ですね。。

ブログは本来好きなことを書く場ですが、まあ読まれないのであればわたしはあまり書こうという気持ちになれないです。どうせ書くなら、誰かの役に立ってほしいという気持ちの方が強いです。なのでまだどの留学生もやっていないようなことをやって、新しい価値観とかを作っていきたいなと思うようになりました。

その新しい価値観の一貫でやっている個人的なプロジェクトが、留学生の心の変化についてです。逆カルチャーショックについてもそのプロジェクトの一部です。こないだのYukaへのインタビューもプロジェクトのひとつに数えています。今の自分の経験が生かせて、新しい何かを作っていけるのはこの分野なのかなと最近思います。

わたしが着目したいのは、留学生たちがどんな気持ちで行動し、どんな人や出来事に出会って気持ちがどのように変化し、そして今のどんな決断や将来の方向性につながっているのかということです。カルチャーショックもそんな心の変化の一部だと思っているのです。

実は去年の春先にこんな記事を書いた。

americanmatatabi.hatenablog.com 

お気付きの方もいらっしゃるかと思うが、だいぶ前からブログで留学情報を書かなくなった。最初はネタがなくて書いてなかったが、次第に意識して書かないようにしてた。 かつては大量に留学情報をブログに書いていた。多くの方に役に立ててもらって感謝の気持ちでいっぱいである。いつもブログを読んでくださった方がいたから、今のわたしがいると思う。 そんなわたしが意識的に留学情報をブログに書かなくなったのは、もう当事者ではなくなったからである。わたしはもう留学生ではない。大学を卒業した。 情報というものは刻一刻と変化し、新しくなっていく。わたしはもうアメリカには住んでいない。トランプ政権になってからアメリカの土地を踏んでいない。この時点でわたしが持っている情報はもう古いのだ。 ネットで情報は手に入れることができる。でもその情報はわたしが経験したものではないから、生々しさがない。生々しい情報を届けることができない。

わたしが元日本人留学生の就活のインタビューを始めた理由は、いろんな就活のスタイルを知ってほしかったからだ - アメリカンまたたび

まあこんなことを言っていたくせに、有言不実行でいろいろな情報を書いてしまっていたのは反省したいですね。今後はちゃんと有言実行で、新しいプロジェクトに本腰を入れていこうかなと思っています。

ブログも人間と同じで変化していくものですよね。変化していくから面白くなれたらいいなって考えるようにしてます。

ただ、ブログの読者の方々からリクエストがあったときは、わたしが書ける範囲で書きたいなと思うので、Twitterでリプを飛ばしてくれると嬉しいです。

今後ともよろしくお願い致します。

 

 

 

 

元留学生の大学卒業後の心境の変化 vol.1 Yukaさん〜逆カルチャーショックから日本での道を見つけるまで

アメリカンまたたびでは、元留学生の皆さんに卒業後の暮らしや、キャリアプランの変化、心境の変化などを聞く連載を始めることにしました。大学から卒業して数ヶ月〜1年もすれば、卒業時に考えていたキャリアや将来と今の考えは大きく異なるもの。そんな元留学生の心境やキャリア、ビジョンの「変化」にフォーカスしたいと思っています。 

第1回目のインタビューは、アメリカの名門リベラルアーツ大学を卒業し、現在は東京で働くYukaさん。卒業後はアメリカで働こうと思っていたそうです。どんな変化があり、今に至ったのでしょうか。

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Yukaさん

インディアナ州のリベラルアーツ大学であるDePauw UniversityをHonor Scholarとして2017年春に卒業。専攻は平和学、副専攻はビジネスとアジア学。在学中にはAlpha Chi Omegaというソロリティに所属していた。大学卒業後に2カ月間サンフランシスコに滞在後、帰国。大阪での英語講師の仕事を経て、現在はタクトピア株式会社でラーニングデザイナーとして活躍している。 

ブログ:http://yukakitajima.hatenablog.com/

Instagram:https://www.instagram.com/yukakitajima/

卒業時に考えていた、アメリカに残るキャリア

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またたび:大学を卒業する直前は、どんなキャリアや将来をイメージしていた?

Yuka:アメリカのHigher Education(高等教育)の分野で働きたいと思っていたの。大学時代、入試やキャリアセンターのオフィスで働いていたし、大学生と一緒になって何かをやるっていうことが楽しかったんだよね。

だからHigher Education関連の大学院にたくさん出願して、面接もよく受けに行ってたかな。その一方で、マーケティングやコンサル、プロジェクトマネジメントの仕事にも興味があったから、LinkedInで300-400件くらいの仕事に応募してた。

またたび:当時はどんな心境で大学院に出願したり、仕事に応募したりしてた?

Yuka:うーん、やっぱり周りの友達が次々と進路が決まっていく中、自分だけ決まらないことへの焦りがすごかった。ちょうど3月ごろだったかな。

アメリカの大学生は就職先をゆっくり決めるイメージがあると思うけど、私がいた大学はそういうことはあまりなくて。むしろ卒業前に就職先や進学する大学院を次々と決めていく人が多かった。Higher Educationやりたい気持ちと、その分野しか知らないから他のところも見た方がいいんじゃないかっていう気持ちと、焦りでごっちゃになっていたね。

当時、大学の卒業生と会う仕事をしてて、”What are you going to do after you graduate?” って聞かれるたびに結構プレッシャーだった。特に、私は大学内でも積極的に活動している方だったから、余計に焦りがあったかも。

またたび:そういえば日本での就職は考えなかったの?

Yuka:当時はまったく考えていなかったかなぁ。そのときは日本で働くことに抵抗があった。女性が働きにくそうな社会だと思っていたし、高校時代の友達で日本の大学に進学した子と話が合わなくなってしまったことも多くて、なんだか日本に住むということが自分の中でしっくりこなかったんだよね。だからボストンのキャリアフォーラムにも行かなかった。

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またたび:卒業時にどこかからオファーをもらったりしていた?

Yuka:卒業の1か月前にインディアナにある大学のHigher Educationのプログラムからオファーをもらっていたよ。学費は全額免除だったし、キャリアセンターで働く人との馬が合っていたし、すごくいいオファーだなあと思っていたの。だけど保留にしてもらって、サンフランシスコでOPT(著者注:留学生が与えられる1年間のアメリカ国内での就労許可)の仕事を探すことにしたんだよね。

またたび:インディアナの大学院に行くことを保留にしたのはなぜ?

Yuka:正直かなり迷ったんだけど、大学を卒業してすぐに大学院に行くよりも、まずは実務経験を積みたいなって思ったの。外の世界を知る必要性を感じたんだよね。あとは、卒業してからさらに2年もインディアナにいるということに違和感もあったなぁ。

インディアナは第二のホームだし、とても愛着があるところで大好き。でも一方で当時はバブルの中にいるような気分だった。居心地は悪くないんだけど、ずっと住みたい場所じゃなかったんだよね。4年も過ごしたし、まだ若いから、違うところに行ってみたくなったの。

予想外のOPTの結果と日本本帰国

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またたび:そのあとにサンフランシスコに行ったんだね。

Yuka:そうそう。NPOでリサーチのボランティアをしながら、就活を続けていたの。最終選考まで行った面接とかもあったんだけど、OPTの受理がされなくて結局アメリカで働けなくなっちゃったんだよね。だから急に日本へ帰国しないといけなくなった。

またたび:受理されないってことがあるの?

Yuka:OPTは自分で申請するし、会社からのオファーさえあれば、ほぼ100%働けるんだよね。でも私の場合は、郵便が届くのが遅れたみたいで、申請書類が届くのが1週間くらい遅れちゃったらしく、2017年の7月末頃に「受理できませんでした」っていう連絡が来たの。

またたび:連絡が来たとき、どんな気持ちになった?

Yuka:頭の中がもう真っ白だよね。これまで頑張ってきたアメリカ国内での就活がすべて水の泡になったっていうことだから。今後どうしたらいいのかがわからなくなった。ちなみに連絡をもらったのが火曜日で、アメリカを出たのは土曜日だったかな。

日本で第一歩を踏み出すまで

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またたび:衝撃的だったOPTの件があって、その後日本に帰国して。当時はどんな気持ちだった?

Yuka:一刻も早くアメリカに戻りたいと思っていたよ〜!帰ってきてすぐの頃は、日本社会の不条理さ、不平等さ、正義のなさとかネガティブな側面がたくさん目についてしまって仕方なかった。

実家にいると、テレビがよくついているから、そんな「日本」がよく見えてくるんだよね。両親とか周りの人がそういったテレビ番組に悪気はないんだけど乗っかったコメントをしていたのとかがすごくしんどかった覚えがあるかな。

考え方や価値観がインディアナでの4年間で大きく変わったし、英語でインプットしたことを日本語でアウトプットするのもしんどくて、両親とすら会話がうまくできないことが多くて正直苦労した。そのときは将来はどうするのかっていう話も多かったね。

またたび:帰国直後はどんな進路をイメージしていた?

Yuka:アメリカに戻りたかったから、2018年の春学期スタートのHigher Educationのプログラムを探していたかな。MBAへの出願も実は考えていた。結局出願はしなかったんだけど、そのときは大学院に行くことが頭にあったよ。

またたび:英語の先生として働き始めたのは、その頃?

Yuka:そうそう。家でダラダラしていないで、働きなさいって母に言われて仕事を探し始めたの。

またたび:お母さんから何も言われなかったら、どうしてた?

Yuka:うーん、もう少しゆっくり休んでから、仕事を探し始めていたかも。働かないという選択肢はなかったよ。働かずにいると、私はその状況に飽きてきてしまうだろうからね。

英語の先生として働いたからこそ見えてきた世界

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またたび:英語の先生として社会復帰をしてから、何か考えとか方向性が変わったことはあった?

Yuka:Higher Educationの分野でキャリアを積みたいと思っていたけど、本当にHigher Educationでいいのかな?って迷い始めたの。英語の先生として働いていて、今までそこまで強い関心がなかった英語教育に興味が出てきて。子どもたちに英語を教えるのはもちろん 、保護者の方々と一緒に教育を考えるのが楽しかったんだよね。

またたび:これまで見えなかった世界が見えるようになったんだね。

Yuka:そうなの。英語の先生の仕事をきっかけに自分の興味関心の幅が広がって、選択肢が増えてきたの。まだまだ日本でできることもあるし、この中途半端な状況で大学院にはいけないと思ってしまった。だから大学院を探すのもストップして、今を楽しもうってことにしたの。

またたび:中途半端な状況って、具体的に言うと?

Yuka:自分がやりたいことをもっと模索したいと思ったの。人がハッピーに生きるためにはどうしたらいいのかとかをよく考えてて。英語を教えることで、Teacher’s Training(先生への教育)とかマネジメント、脳科学にも興味が持てた。あと平和学を大学で専攻していたから、対話にも魅力を感じるの。

これらの要素をどのようにして教育現場に持っていくことができるのかが、その当時も今もまだまだわからないんだよね。それがわかったときに、大学院に行くべきなのかなって思う。

2018年、「飛躍の年」

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Yuka:新年になると、みんな新年の目標とか、テーマを決めるよね。私は、2018年は「飛躍の年」っていうテーマにしてみたの。場所とか肩書き、過去にとらわれずに、新しいことに挑戦していく年にしようと思って。

またたび:具体的には?

Yuka:「飛躍の年」ということもあって、新しい 仕事先を探すことにしたの。働いていた英語教室は大好きだったけれど、もっと何かしたいって思って。

ちょうど1月頃はシンガポール、ベトナム、北京にある3つの会社それぞれから選考の話をもらっていたよ。東京に行くという選択肢が今までなかったんだけど、 でもこのとき初めて東京でもいいかもとは思った。

またたび:仕事を探す上で、なにか譲れないものとか、軸みたいなものはあった?

Yuka:いわゆる正規ルートでの新卒の就活はしたくなかった。まあ1月だったし普通の会社は選考はしていないから無理な話ではあったんだけど。あとはリクルートスーツを着た就活もしたくなかった。リクルートスーツじゃないものを着ていって、判断されるような会社には行きたいとは思えなかったの。だから中途採用を探していたよ。 

またたび:どんな職種で仕事を探していたの?

Yuka:教育がすごい好きだけど、コンサルをやりたいと思ったから、コンサル関係もよく見てた。あと英語教育もやっぱり魅力的。いろいろ見てはいたけど、正直どれもピンとこなかったんだよね。

またたび:「こんな仕事をしていきたい」っていう自分の中での方向性はあった?

Yuka:英語の先生をやっていて嬉しかったことがあって。それは私が指示をしなくても、子どもたちが自主的に宿題をやってくること。自ら新しい目標を作って勉強してくれること。そして英語が楽しいって思ってくれること。

英語ができるようになるというよりも、自分で考えて行動する力をつけてくれる子どもたちを見ていることが幸せだった。そんな経験もあって、みんなが主体的に自分の人生を考えてデザインしていける教育に携わっていきたいということを考え出した。

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またたび:そんなときに今の仕事に出会ったの?

Yuka:そう、1月の末だった。何気なく「教育 多様性」とか、「教育 主体性」とかで検索して出てきた一覧の中に今の会社があった気がする。ホームページを見て、会社の事業内容に一目惚れしたの。

またたび:運命というか、ビビッとくるものがあったんだろうね。

Yuka:そう!だから面談や面接もすごく楽しかった。最初の面談で「一目惚れしたので、両思いになれるように頑張ります」って言ったのを覚えている。フィーリングも合ったんだよね。

よくある面接みたいに、長所や短所とか、形だけの志望動機みたいなものは全く聞かれなかったのがすごくよかった。私のビジョンとか今までの人生とか考え方とか、一人間としていろいろな角度で見てくれたんだよね。媚びを売る必要もなく、対等に話ができたことが、「ここだ」って改めて思えたのかも。そして3月の初めに内定をもらったよ。 

就職した今、そしてこれから

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Photo Credit: 菅原幹人

またたび:就職してあと少しで3か月。最近の仕事はどう?楽しい?

Yuka:大変だけど、すごく充実している。私にはベンチャーっていう特性が合っていたのかなあと思うんだよね。大きなプロジェクトを入社早々任せてもらえることもあって、毎日チャレンジしていくことができるのが嬉しい。今後は自分で営業から運営までプロジェクトを進められるようになりたいと思ってる。

またたび:今の職場の環境がYukaに合うってことなんだね。

Yuka:そうなの。働く環境とか、一緒に働く人って大事なんじゃないかなと思う。今の環境もそうだし、前の職場も楽しかったの。国際色豊かなところだったから、それが日本に残るきっかけにもなったし、今の道に進むための後押しになったね。

だから今、居場所がないって悩んでいる人がいたら、もう一歩頑張って外に出てみるといいかもしれない。快適に過ごせる場所は、実は世界中にあるんだと思う。私はそういうことに寄り添える人になっていきたいな。

またたび:Yuka、今日はありがとう! 

インタビュー後記

Yukaとはかれこれ4年くらいの仲です。Yukaの話を聞いていて、自分がやりたいことに正直に生きることの大切さを感じました。今自分がいるところが好きになれなくても、自分の「やりたい」や「好き」を大事にして、行動し続けると自ずと自分が生きるべきところが見えてくるもんなんですよね。

特に大学正規留学を経験すると、就職で日本に戻ると逆カルチャーショックに多くの人が苦しめられます。辛い時でも自分の心に向き合うことこそが、今後の人生を明るくしてくれるのではないでしょうか。

 

アメリカの大学院受験(修士):大学探しから出願完了までの基本スケジュール

これから気まぐれでアメリカの大学院受験をするにあたっての「やり方」に関する記事を何本か書いてみることにしました。

なぜこの記事を書くことにしたかというと、わたし自身が出願の最中にどうやって効率的にできるかな、と悩んだからです。今や学部留学に関する情報はたくさんありますが、大学院留学についての信憑性の高い日本語の情報はまだまだ不足していますね(まあ大学院に行くような人が質の高い留学サービスを運営するケースが限りなくゼロに近いからだと思いますが)。

「大学院留学をしよう!」と心に決めてから、出願が完了するまでの簡単なプロセス、必要書類、スケジュールの立て方の一連の流れがわかるようになります。

①大学院留学を決めたら、何をするのか?→自分が勉強したいことを細かく書き出してみる

もうすでにある程度勉強したい分野やジャンルが決まっている人は、このプロセスはスキップしていいと思います。

肝心なのは勉強したい専攻だけではなく、その専攻の中で何を勉強したいのかまで細かく考えることです。例えばCommunicationの専攻の中にも、Political Communication、Organizational Communication、Intercultural Communicationなどたくさんの分野があります。その分野の中でもかなり細かく学問が分かれています。何の専攻の何の分野で、具体的にどんなことを勉強・リサーチしたいのかを決めておくことが大事です。

そしてなぜその分野を勉強したいのか、何がその分野を勉強するように自分をかきたてたのかの背景も整理しておくといいと思います。

そうしないと大学選びで苦戦するし、Personal Statementが書けないからです。大学院留学を決めてから、一番最初にやるべきことです。まあこの分野のこういうことが勉強したいから大学院に行くことにした、という人もいると思いますが。

②大学を探すにあたってのこだわりを書き出してみる

勉強したいことが決まったら、アメリカで修士号を取得するにあたって、自分のこだわりは何なのかを考えてみてください。

学費はいくらまでなのか、生活費はどのくらいが上限なのか、大都市がいいのか、有名な大学がいいのかなど。

このこだわり要素の洗い出しは、過去にコミカレ選びの記事で書きました。ここで書いてあることとほぼ同じなので、これを参考にしてみてください。

americanmatatabi.hatenablog.com

ただ修士課程の場合、教授の知名度、自分が学びたい分野をやっている教授がいる、この教授のacademic interestと同じだ、というのもそこそこ大事だと思います。

ちなみにわたしの場合のこだわり要素は、

GPAの制限がないこと(これ個人的にすごい大事w)、別に有名な大学じゃなくてもいい、できればGREのスコアがいらないこと、cultural adaptationが学べること

でした。

こだわり要素を一番初めに書き出す理由は、大学探しを効率的に進めるためです。アメリカにはピンからキリまで山ほど大学があって、探し始めると止まりません。だから自分のこだわり要素を満たさない大学はどんどん切っていかないと、出願する大学が決まりません。

ただこだわりが強すぎると、逆に受ける大学がなくなります。なのでほどほどに妥協することは必要だと思います。

③こだわり要素が揃ったら、出願する大学院を探す

出願する大学院探しの詳しいやり方は、この記事を読んでください。

americanmatatabi.hatenablog.com

ちなみに日本語よりも英語のほうがより詳細な情報が集められると思います。

大学院のまとめサイトはアメリカのやつでも使い物にならないことがほとんどなので、記事にある通り、もう片っ端から探すのがなんだかんだ一番の近道だと思います。自分にあったプログラムを検索する系のサイトもだいたいがクソですね。

わたしはよくSNSとか新聞で目に付いたアメリカの大学があれば、自分に合うプログラムはないかどうか、すぐに調べていました。NYUもそんな感じで見つけました。

受験する大学院の数は、専攻によって異なりますね。わたしは7校くらい受ける予定でしたが、受ける気がしなくなってきて結局3校で終わりました。Medical Schoolだと20校とか普通に受けるらしいし、心理学の分野だと10校とか受ける人もいるそうです。

受ける数はインタビューがあるかどうかでも変わってくるそうです。この辺の調整で不安な人は、Twitterでリプライください。

④出願をするにあたって必要になる書類を整理する

大学ごとに必要な書類は異なります。そこでリストを作るといいと思います。前にもブログで書きましたが、わたしはEvernoteで専攻ごとに必要書類をまとめたページを作っていました。

www.evernote.com

・大学名

・出願締め切り

・必要書類

・いざというときの連絡先

をノートにまとめます。メモ程度でいいです。

必要な書類はどこで確認するのか?自分が出願する大学のホームページ→出願する専攻のホームページ→Admission→Requirementなどでだいたいは出てきます。どこの大学・専攻でも必ず提示されています。

⑤出願にあたってのスケジュールを立ててみる

必要な書類の種類が整理できたら、次はスケジュール立てです。

大学院受験はスケジュールが命です。締め切りから逆算して、いつまでに何をやらないといけないのかを徹底的に決めるのがまたたび流です。

わたしはそれぞれの必要書類がどのくらいの期間を要するのかを考えながら、スケジュールを決めました。

例えば、以下の書類は大学院留学でだいたいどこの大学でも専攻でも必要になる書類です。それぞれを用意するのにどのくらい時間がかかるのかも書きます。

・Application:すぐ終わる

・Resume/CV:2ヶ月くらい(添削期間含める)

・References:2ヶ月くらい(2ヶ月前に許可取りを始める)

・Personal Statement:1〜2ヶ月くらい(添削期間含める)

・Transcripts:日本の大学じゃなかったらすぐ終わる

・Writing Sample:学部時代に書いたものでベストなやつを引っ張り出すので、すぐ終わる

・TOEFL/GRE:1年〜半年くらい

必要時間はだいたいこのくらいで。わたしはTOEFLとGREを受けなかったので、出願締め切りの3ヶ月前から動き出さないといけないという風に計算しました。

GREの受験が必要そうな場合は、半年以上前から勉強を始めておいて、スコアは出願の2ヶ月前までには用意しておく必要があると思います。

あと日本の大学を卒業した人は、TOEFLかIELTSが必要になると思います。これの勉強のスケジュールも大事ですね。こちらも出願の2ヶ月前にはスコアが出せるようにしておいたほうがいいかと。

またアート系の専攻だと、作品の提出が必要になることもあると思います。

例:またたびのスケジュール

わたしは12月1日締め切りの大学がありました。なので、

10月の中旬には受ける大学を確定させ、 推薦状のアポ取りを始め、ResumeとPersonal Statementを用意し始めました。 

11月の上旬までにはResumeとPersonal Statementは添削と修正を5回くらい終わらせました。添削してくれる人がこれでいいよって言うまでやります。

しかし1月上旬に締め切りの大学が2つあったので、それらの書類も時期をズラしながら同時並行で書類の調達をします。

⑥スケジュールが立てられたら、書類の準備に命をかける

どんな書類を出さないといけないのか、書類それぞれどのくらいの時間がかかるのかがわかったら、あとは準備に命をかけるだけです。

ただResumeは使い回しが可能、成績表の取り寄せは日本の大学じゃなければ一瞬で終わります。わたしの場合は、手間がかかったのはPersonal Statementですかね。大学ごとに聞かれることが違うし、大学のプログラムに合わせて文章を考えないといけないので。

わたしのようにフルタイムで仕事している人は、タイムマネジメントとの戦いになります。仕事のスケジュールと照らし合わせながら、無理のない程度に頑張ってください。わたしは平日はメールなどの簡単な作業、週末にエッセーなどの重めの作業をやるという風にしていました。

書類は出願締め切りの1週間前には全て作り終えるのをおすすめします。

あとアメリカの大学院はよっぽどのことがない限り、オンラインでApplicationを作ります。自分でアカウントを作るのです。

Applicationは途中で入力内容の保存ができます。だからApplicationそのものは締め切りの1〜2ヶ月前にはじめておいて、入力できるものは入力しておくといいと思います。

多くの大学は10分もあればApplicationの入力が終わるようにできていますが、カリフォルニア州立大学の共通のApplicationは30分くらいかかるので注意です。

⑦すべての書類が終わったら、全部提出させる

提出はオンラインのApplicationでできると思います。郵送するものがあれば、余裕を持ってEMSで送るのが確実かと。出願当日に提出するのもアリですが、できたら2〜3日前には終わらせておきたいですね。

ま!と!め!!!

2019年秋スタートのプログラム、締め切りが2018年12月〜2019年3月のものに受けるとしたら。。

・GREとTOEFLが必要なら、早急に勉強を始める

・今年の8月末までに出願するだいたいの大学院を決める

・同時に出願する奨学金があるなら、それも探して出願しておく

・9〜10月、時間とお金に余裕があれば、キャンパスビジットする

・10月中旬、キャンパスビジットの結果を踏まえ、最終的に出願する大学院を決める

・10月中旬、推薦状のアポ取り、Resume、Personal Statementの執筆開始

・随時推薦状の催促をする

・10月下旬、Applicationをopenさせる

・11月上旬、成績表を取り寄せて送る

・12月の締め切りの2〜3日前、出願完了

受ける大学によって締め切りが異なりますが、全て最初の締め切りの大学に合わせて動いておくと、あとが楽です。

今回のスケジュールはあくまで基本であり、大学や専攻によって大きく異なると思います。この記事に書いてあることをベースとし、あとは自分の専攻に合わせて応用させる必要があります。

質問がありましたら、Twitterのリプライで気軽に聞いてください。

以下は参考になるかもしれないブログリンクです。どれも大事になると思って書いたので、大学院受験予定の方はぜひ読んでください。

americanmatatabi.hatenablog.com

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