アメリカンまたたび

3年半のアメリカの大学生活を終えて日本に本帰国した23歳女の戯言

アメリカのコミュニティカレッジについて

渡米してから5ヶ月が経とうとしています。
5ヶ月も親に会わないのは初めてな気がします。京都にいた頃も帰りまくっていたしなあ。笑
渡米5ヶ月が経っていろんなことに慣れてきて、いろんなことが見えてくるようになりました。
今回はアメリカのコミュニティカレッジについて文章にしていきます。


以下の3つのポイントにしぼって書きます。

1. そもそもコミュニティカレッジってなんぞや
2. クオリティ(先生・学生・授業)
3. 総括、いろいろ考えること

という感じで。

では早速。

1. そもそもコミュニティカレッジってなんぞや

コミュニティカレッジとは2年制の短期大学です。でも2年とは限らないケースもたびたびあります。(これについては後述)
ここを卒業すれば、Associated Degreeという学位をもらうことができます。
全米各地にあります。特にカリフォルニアにはたくさんあります。なんでかは知らんです。
日本の短大とはまた違うと思うんですが、イメージとしてはこんなんだと思っていただいていいと思います。まあ私が日本の短大知らないから信憑性がないと思いますがね。
ここで一定の単位を修得すれば4年制の大学に編入することも可能です。ただ、ここで取らないといけない単位の数は大学によってさまざまなので2年で出ることができずに3年とか4年いる人もなかにはいるようです。逆に、少ない単位で編入できる場合は1年もしないで出ることもできますし、要は単位によってさまざまだということです。

日本の大学は1年通えば自動的に2回生になれますし、2年通えば3回生になれる。4回の卒業の時に単位が足りなかったら留年するって感じですよね。(この仕組みは大学によると思いますが、私がいた京都の膨大学はこうだった)
アメリカはそんなのなくて全部単位で決まります。取れる授業は基本的にはその人の能力と、レベル別になってて、レベル1の授業を取ったらレベル2の授業が取れる、っていうふうになります。語学や数学の授業はそんな感じです。
他の一般教養の科目は基本的に自由です。指定のカリキュラムと編入先のRequirment(編入したい学校から求められてる授業って言ったらいいかな)に従って自分の取りたい科目を取っていくという感じです。(この辺の授業や編入に関するお話は次回しますね)

一つのクラスあたりの人数は30〜40人の少人数です。ただ学期が進むにつれて来ない人もたくさんいるので最近は20人もいたらいいほうです笑 ここは日本の大学も同じですね。テストのときだけ人数多いっていうね。

宿題は先生によりますが、毎回なんかしらあります。それはエッセイだったり、教科書読んでこいだったり、まあこれも先生によります。基本的にエッセイ多いんで、私は毎日なんかしらのエッセイ書いてます。
エッセイのテーマは授業で学んだことをもとに自分の意見を述べるといったアウトプットが中心です。
例えば、異文化コミュニケーションのクラスだと、自分が興味あるメディアを一つ選び、それを異文化コミュニケーション的に考えるとどうかっていうのがありました。
私は映画のSAYURIを選んで、この映画で見られるシーンを具体的な例として用いて、こんなシーンでは異文化コミュニケーションの○○というコンセプトが見られるっていうのを4つくらい例を書きました。もちろん歴史背景や文化背景を述べることも必須です。これを3枚から4枚のエッセイにします。この課題は楽しかったですね。

2. クオリティ(先生・学生・授業)

こいつコミュカレ出てないだろっていう人がネット上であることないこと批判してるのを見受けることが増えてきました。
ここでコミュカレに実際に通うわたしから実際の状況について書きます。
ただ、コミュカレも半端じゃない数がアメリカには存在するので一概には言えないと思います。あくまで私が通う学校についてってことを念頭に。

まずは先生。 私は今学期は4教科(英語・異文化コミュニケーション・文化人類学・大学生活の成功のために)履修していて、そのうちの2教科はアメリカ人の先生、その他2つはインド人の先生とドイツ人の先生です。
どの先生もアメリカの大学の修士号を持つ先生で、留学生にもとても優しい先生です。教え方も上手ですね。
質問があればメールはウェルカムだし、エッセイを見せてアドバイスもたくさんくれますね。やはり教えるということが好きな先生が多いのか、本当によく教えてくれますね。ありがたいかぎりです。
英語の先生が厳しいけどとても良い先生で、よく先生のオフィスに行ってはエッセイのThesisを見せたりしてどうやって論を広げたらいいかなーとかそういう基本的な質問をしにいっては親身になって応えてくれます。
中にはよくない先生もいると思いますが、基本的には先生のクオリティは高いです。英語に自信はないけど、きちんと勉強したいっていう学生さんにはおすすめです。

次に学生。 学生のレベルはんーーーーーって感じです。
よくわかんないけど、たぶんアメ人の彼らは名前を書けば入学できるんじゃないですかね。
私たち留学生も英語のテストのスコアさえ満たして証明できれば入学できるわけだし。
すごい賢い人もいるし、授業中にお菓子食べて携帯ばっかいじる人もいる。
プレゼン一つ満足にできない人もいるし、学校来ない人も腐る程いるし。こんなのもできないのかってたまに驚くこともあります。
ピンキリですわ、要はさ。

そして最後に授業。

最近日本でハーバードがー、MBAがー、アイビーリーグーーー、とかいう言説が流行ってますよね。
アメリカの大学生は週に何冊も本を読んで、その内容を踏まえてディスカッションするのだーって言ってますけど、あれはごく一部の難関大学でやられてることなんじゃないですかね。それを「アメリカの大学」として一般化しないでほしいですね笑

わたくし、一時期渋谷の某企業でバイトでお世話になってたことがございまして。その渋谷時代は通勤時間片道2時間という生活を4ヶ月してました。片道2時間はさすがに暇なんで帰りに日本橋の丸善で大量に本を買って毎日電車の中で読んでいました。月に4万とかは本に使ってました。電車の中暇すぎて笑 そんな私ですが、渡米してからは大量のエッセイに追われる毎日を送っているので教科書しか読んでないっつーね。

なので大量の本を読みまくってディスカッションに励むアメリカの大学生はごく一部だということです。

コミュカレの授業はとても平和で、かなりゆるいです。
基本的には先生のレクチャーを聞いて、勉強して、テストって感じ。しかも先生もやる気ないのか授業もいいかげんだったりする。今の話、教科書のどこ話してるの?って聞きたくなる。アメリカなんで、授業の進行も奇想天外。シラバスなんかあくまで予定。あとはYouTubeの動画を多用してる。だから基本的には自主学習と宿題の評価がその人の成績を左右します。



って感じです。
私は今は数学専攻でやろうかなって考えていますが、もともとは極文系でした。そして記者志望でした。
高校時代、数学なんか赤点の常連でした。
でもこれからの世界の流れを考えた時にこのまま文系の道を進んでも仕事なんかないだろうし、一生自分の力で生きていける勉強をこれからしようって思って進路変更しました。
記者志望時代からコミュカレは考えていました。4年制の大学に編入しやすいっていうのを聞いたのが大きなきっかけです。
そんでもともとは大学院から留学しようと思っていたんですが、院留学するころに英語できないとか絶対に嫌だなって思ったのも大きいですかね。京都の某大学の限界をかんじた。笑

そして私がコミュカレに居続ける理由は、ここできちんと基礎力をつけようということ。このレベルの低い学校の授業もろくにわからなくて4年制の大学になんか行けないって思うから。だから4年制大学編入の予備校にしかすぎないです。わたしにとっては。未だに自分が大学生だという実感ないですしな。



英語も自信持って使うことができない今は下手な自分を受け入れてくれるとこで頑張ろうって思った。レベルは低いけど、自分を支えてくれる環境は整っているから頑張れるのかも。そして私もレベル高くないし。この環境が日本の大学とは大きく違うのかもしれないです。日本の大学時代についてもまたなんかしら書けたらと思います。

コミュカレについてはこんな感じで。
自分の実力と経済的なものが許すのなら、直接4年制の大学に留学するのが一番かとは思います。
ただ、私みたいに英語に自信はないけど、ちゃんと勉強したいというのなら別に悪い選択肢ではないと思います。まあ予備校感覚だね。

なにか質問がある方はTwitterでおねがします。

それでは。