アメリカンまたたび

3年半のアメリカの大学生活を終えて日本に本帰国した23歳女の戯言

アメリカの大学の編入事情

こないだ、アメリカのコミュニティカレッジについてという記事を書いて、次回予告として編入事情について書くと言ってあったので、今回はこの編入事情について書いていきます。

アメリカの大学は編入に対して寛容的であるという言説が日本では一般化されつつありますが、これにもいろいろ罠があったりするんでこのエントリで詳しく説明できたらと思います。

ただわたくしは編入を経験していない人間でございますので、あくまで編入のやり方しか知らないですし、もちろん誤解してかいてある部分もあると思いますので、あらかじめ「編入ってこんなもんなのか〜」とカジュアルに捉えていただけたら幸いでございます。

今の私は編入を目指して勉強をしています。暇さえあれば気になる大学のホームページやらなんやらをとにかくもう調べて調べて調べまくってます。そういった調査の結果をこのエントリに反映していけたらと。

ではまたいくつかのテーマにわけて、それぞれについて詳しく書いていこうと思います。

1. 編入事情概略
2. コミュカレからの編入
3. 日本の大学からの編入
4. 英語のテストについて
といった感じで。

1. 編入事情概略
「大学編入」と聞いて、まず大事になってくるのが自分が勉強したいことが勉強できるか、そして入試のことだと思います。

アメリカの大学のHPに行くと、どの大学のHPにもAdmissionという大きなカテゴリーがあります。
簡単に言えば「入試情報」です。
実際にカリフォルニア大学ロサンゼルス校のHPを例にして見ていきましょう。
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こうやって大学のHPを開くと、ピンクの矢印にあるようにAdmissionと書かれたカテゴリーがありますので、そこをクリック。

クリックしたら次のようにカテゴリーが開かれます。そしたらTransfer(編入)のところをクリック。
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そしたら編入に関する情報がまとめられているリンクなどがたくさん出てきます。
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ここから自分が必要としている情報をきちんと調べることが大事です。

私が編入の情報収集の際に見ているポイントは簡単にすると以下の通りです。
1. 最低限必要なGPA
2. 最低限必要な単位数
3. 英語のテストについて(詳しくは後述)
4. 認められるカリキュラムについて(こちらも詳しくは後述)
5. その大学の学費

あとは随時自分のニーズに合わせて調べてみてください。

2. コミュカレからの編入

私はカリフォルニア州在住なので、今回はカリフォルニア州のコミュニティカレッジから4年制大学へという視点から書かせていただきます。

コミュニティカレッジの学生は大きく3つに分けることができます。
1. 4年制大学への編入のための単位を修得する
2. 準学士号を修得する
3. 職業訓練を受ける

1を目指して勉強する人は、編入可能な単位を修得できる授業のカリキュラムを見ながら自分が取る授業を決めていきます。

その取る授業はその人の専攻科目によってかなり変わってきます。

カリフォルニア州(以下、CA)では、CAのコミュニティカレッジの学生を対象に、CAの4年制の州立大学で必要とされるRequirement(簡単に言えば認められるカリキュラム)を検索することができるassistというサイトを提供しています。

ここでは、
自分の所属する学校名を選択→編入したい大学を選択→自分の専攻を選択
といった感じで調べていきます。

もちろんassistに載っているのは専攻に関連した授業しか載っていません。
他の教養科目も取らなきゃいけないので、そこはカウンセラーと相談したりして決めます。
CA内で編入したかったら、このassistを利用すれば取るべき授業は丸わかりなんですが、他の州の大学や私立大学に編入したかったら自力で学校のadmission officeにメールなり電話なりで問い合わせなくてはいけません。

ただ例外もあります。ニューヨーク州立大学ビンガムトン校ではCAのコミュカレで使われているIGETCというカリキュラムを認めているので、CAのコミュカレからビンガムトンに編入したかったら問い合わせる必要はないってことです。ここはいろいろ調べないとほんとうに分からないので、必要な方は徹底的に調べてください。学校のカウンセラーは基本的に役に立たないので、自分が頼りです、まじで。

ちなみに、カリフォルニア州のコミュカレから州内の4年制大学に編入するには60単位をコミュカレで修得しておく必要があります。
他の州や私立大学は学校によります。(もしかしたらカリフォルニアみたいに決められているとこもあるのかも)12単位で編入できるとこもあれば、24単位や30のとこもあるし。あと逆に単位の取り過ぎもよくないってことも聞いたことがあります。そこは自分の行きたい大学がどんなもんなのかをきちんと調べてみてください。

3. 日本の大学からの編入

この場合はInternational Studentsとしての編入です。当たり前かw
わたしも日本の大学に通っていたので、ここで取った単位を認めてもらうためにぼちぼちWESという機関を利用してみる予定です。(またこれやったらブログに書きますわ)

4. 英語のテストについて

日本の学生がアメリカの大学へ行くとなると必ずと言っていいほど大学側から要求されるのがTOEFLのスコアです。(またはIELTS)
試しにいくつかの大学を例にし、実際にどれだけのスコアが求められているかを見ていきます。

そんでは、さきほども例として出したUCLAで求められる最低限のスコア
12

次はニューヨーク州立大学ビンガムトン校のスコアを

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最後に私が少しゆかりのあるサンディエゴ州立大学(SDSU)で要求されるスコアを。

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まあ、だいたいが80以上は求められるということです。 ただSDSUの画像にも書いてあるんですが、
a. Transfer students who have met all the eligibility requirements (a minimum of 60 semester units (90 quarter units) in general education coursework, AND 2 years of study at a U.S. institution) will have TOEFL/IELTS requirement waived.


用語簡略説明:
・60 semester units...セメスター制の場合は60単位必要
・90 quarter units...クォーター制の場合は90単位必要
・general education...一般教養科目

こういったケースもあります。

簡単に訳すと、
一般教養科目をセメスター制で60単位(またはクォーター制で90単位)修得しており、かつアメリカの大学で2年勉強している場合はTOEFLまたはIELTSのスコアの提出は必要ない
ということです。

また別の例になりますが、アメリカのカレッジで編入可能な英語の科目を2教科履修し、C以上の成績を修得した留学生も英語のスコアの提出が免除される大学もかなりあります。

その詳細は自分の行きたい大学のHPで確認してみてください。

長くなりましたが、アメリカの大学に編入する際に最低限なくてはならない情報について簡単にまとめました。
日本の大学から編入することももちろん可能ですが、認められる授業が限られるということも聞いたことがあります。そして英語のテストのセクションで書きましたが、TOEFLのスコアもかなり高いものが要求されるので、大学の勉強をしながら編入のためにTOEFLやIELTSの勉強をするのはしんどいと思います。なので、時間の節約のためにもコミュカレに行くのも一つの選択肢だと思います。

今回はカリフォルニア州の例を書きましたが、他の州にもコミュカレはたくさんありますし、ほかにもいろんな方法が考えられると思います。
シアトルの大学に行きたかったら、ワシントン州内のコミュカレに行くとか。ニューヨークの大学に編入したかったら、ニューヨーク州内のコミュカレに行くとか。

自分のニーズに合わせて、調べてみてください。その際の一つの情報としてこのエントリが手助けできるようなことがあればありがたいと思います。

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