アメリカンまたたび

3年半のアメリカの大学生活を終えて日本に本帰国した23歳女の戯言

【読書感想】『ヒップな生活革命』アメリカのリベラルな都市で起こってきている動き

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さっきのアメリカを一括りに語っちゃいけない記事でも載せた本の読書感想を書きます。







 
1時間ほどで読み終えることができました。とても読みやすかったです。

わたしの言葉でこの本の内容をざっと紹介すると:
アメリカ北東部(特にマンハッタンやブルックリン)・カリフォルニア・オレゴンのポートランドからじわじわ来る生活革命について書かれている本。その生活革命とは食からファッション、音楽や休日の過ごし方など多岐に渡るテーマを見直すこと。これまで大量消費が善しとされてきた風潮を見直そうとリベラルな考え方を持つ人たち・街が自分たちの生活を見直そうとする活動などを紹介しています。

わたしがこの本を読んでいて印象的であったのが、本の中で紹介されている「新しいアメリカ人」の姿。アメリカ人のステレオタイプってファストフードを食べてぶくぶく太るみたいなのがあると思いますけど、ここで紹介されている「新しいアメリカ人」はそんなステレオタイプとは真逆をいくものだと思います。

簡単に本で言われていることを紹介すると:個人経営のお店を好み、オーガニックで健康的な食材を好む。服も個人経営のお店を好む。テクノロジーはMacを愛用。アウトドアやガーデニングをも好む。
といったところでしょうか。

ここで気になった"個人経営"の4文字。
わたしがこないだまで住んでいたカリフォルニア州のチコという街(サンフランシスコから車で北に4時間)はこの色が強い街だったのかなって思ったわけです。

だいぶ前に書いたこの記事から少し抜粋します。
日本のシャッター街がアメリカのローカルビジネスから学べること

田舎の商店街ですが、すぐ近くに大学があるのでいつもすごく栄えています。スタバもあるので若い人も多い。そしてここでFarmer's marketも行われるんで、そのときはすごい人になります。
ここから車で5分も走らせれば小さなモールがありますが、やはりシャッター街なんぞやとは無縁の世界。 レストランも充実しています。本屋さんもあるし、郵便局もある。昔の銀行を改装したアイス屋さんもあります。洒落てます。まあ便利なところですね。

あとDowntownのビジネスを支えてるNPO団体があるんです。その団体が金曜の夕方に広場でコンサートを開いたり、たくさん食べ物を集めていろんな料理を味わおうとかいったイベントとかも。いろんなイベントが定期的に開かれてます。

そうやってDowntownを見てると、この町の人にとってDowntownはなくてはならない存在なのかもしれないです。ここからDowntownがなくなったら地域の経済はとんでもないことになるだろうし、憩いの場がなくなるのかもしれないです。Downtownが地域の人たちの生活を支えているのかも。

日本の商店街も一昔前までは人々の生活を支えていたと思うんです。でもその役割がイオンなどの大型ショッピングモールが担うようになってしまった。 アメリカにももちろん大きなショッピングモールはありますが、うってかわるって感じもない。それぞれ独立したもののような気がする。DowntownはDowntownで栄えてるわけだし。 

これはチコのダウンタウンのビジネスについて書いたものです。
チコのダウンタウンには個人経営のお店がたくさんありました。もちろんスタバとかジャンバジュースとかのチェーン店もあるんですけど、数を見たら圧倒的に個人経営のお店が多かった。カフェ、レストラン、雑貨屋さん、本屋さん、靴屋さんなどなど。オーガニックのスーパーもあった。木曜の夕方と土曜の朝はファーマーズマーケット。
それぞれの個人のお店がダウンタウンに集まって、独自の雰囲気を醸し出しているのかもしれない。記事にも書きましたけど、ダウンタウンは街の中心だし、チコ民の憩いの場所なんじゃないのかなって思うんです。これこそ先ほど紹介した本の「新しいアメリカ人」に結びついてくるのではないのかなと。

田舎だけどリベラル色が強い街に住んでいたのかもしれません。

あとまさにバークレーがこの「新しいアメリカ人」が住む街というのを反映している良い例だと思いました。本にも北カリフォルニアとあるので、バークレーもその一部です。
この記事(【小旅行】バークレーに行ってきました)にも書きましたけど、バークレーには個人経営のお店がほんとにたくさんあります。地元のコーヒーのお店が美味しすぎてスタバがつぶれたという噂もあるくらいですしw
バークレーにはどんなお店があるのかなって気になるかたははっちすたじおをご覧ください〜。バークレーにお住まいのたくさんのライターさんがお店の記事をたくさん書いてくださってます!

とまあこの本を読んでいてチコとバークレーのことを思い出したので、カリフォルニアのこの2つの都市を例に記事を書きました。アメリカのリベラル色が強い都市で今リアルタイムで起こっていることを知るのにとってもいい本だと思います。