アメリカンまたたび

2018年秋からニューヨーク大学の大学院で留学生教育を勉強する予定。

【留学】留学して日本をdisる人は本当にその国に浸かっていないと考える件

明日はフランス語のテストで、かつ今風邪をこじらせて死にそうなんですけど、書かずにはいられないので書かせてください。

昨日の朝だったか、フォロワーさんのRTでこんなツイートを拝見致しました。

見に覚えがありすぎるんですよね。半年前までの自分がこうだったから。

ここでわたしが言いたいポイントは以下の通り。
・遊びの留学では本当にその国には浸かれない
・短期間の留学ではその国の悪いところが見えてこずに帰国
・場所によってはなんちゃって海外生活になりかねない

ということです。

語学留学なんて所詮遊びです。例えばこのツイートにあるようにLAに語学留学してもクラスメイトにアメリカ人は絶対にいませんね。アメリカの学校なのになぜアメリカ人がいないの?って思う方もいらっしゃるでしょう。コミカレや大学ではありません。語学学校です。アメリカ人がわざわざ英語を学びに来ますか?大学の英語のクラスならともかく母国語である英語をLanguage Schoolで勉強するはずもない。だから周りは留学生ばかりです。下手したら日本人が大量発生していることもあるでしょう。

留学生同士なら異国の地での辛さも分かち合えます。境遇が一緒ですから。そういうところにいるのはとても良いことであると思います。外国の友達を作ることはいいことです。いろんな世界を知ることができる。これで外国語を学ぶきっかけにもなるでしょう。これも留学の大きなメリット。しかしアメリカ人と関わるとしたらホームステイくらいになってしまうのではないか。

それでかつ短期間の留学だったらろくにアメリカ人と関わることなく帰国です。多くの国から来ている留学生の友達がたくさんできた。英語もいくらか話せるようになった。アメリカに来ているけどアメリカ人とつるむことがないまま帰国。

そして語学留学でしたら毎日が楽しいことでしょう。GPAの心配がなく、のびのびと英語を学べます。LAだったら美味しいものもたくさんあるんだろうなあ〜。暖かいし、居心地いいことでしょう。カルチャーショックには4つのステージがありますけど、留学して日本をdisる人は毎日が楽しいステージにとどまったまま帰国される方も多いでしょうし、奈落の底に突き落とされることがなければそりゃその国の印象は美化されるでしょう。

わたしが思うのは、これで「アメリカ」に浸かれたと言うことができるのかな?ってことです。だから昨日のTweetにも書きましたけど、本当にアメリカってものに触れずに帰国して自分はアメリカを「満喫」したと勘違いしているのではないかなということです。

アメリカで生活してアメリカ人と関わろうとするとなにかと大変なものです。

日本人もおらず、アメリカ人しか周りにいない生活の初盤はカルチャーショックの連続、言葉はうまく通じない、みんながなんでこんなの楽しいのかわからずに楽しいことを共有できない、まさに孤独。
日本でずっと生活をしていていきなりこういう生活になったら誰しもこういう体験はすると思います。
当のアメリカ人は極東から来たわたしたちの辛い気持ちなんて分かるわけないですし(中には分かる人もいるけど)、自分たちの生活がありますからろくに英語話せなくてコミュニケーションとれない留学生を相手にしている暇はございません。

挨拶くらいはしてくれると思いますけど、それはあくまで上辺での付き合い。深い仲になるのにはかなり大変です。(まあ日本に興味あるとかいう人はすごく親しくしてくれますね)

このようにその国に浸かろうとすると何かと自分の中での不都合が生じてくるんだと思うのです。慣れたらそれなりに友達もできるし、英語も話せるようにはなる。しかしそこに行き着くまでがとても大変なんですよね。

しかし、このようなアメリカ人しかいない生活を送り、短期の留学であったら慣れた頃に帰国です。それで自分がいた国を美化し、日本をdisることってあるのかと考えてみるとなかなか難しいことなんじゃないかなと思いますね。

滞在期間が1年以上であれば自分が留学している国も、自分の祖国もどちらも客観的にみることができるようになるのだと思います。いろいろ慣れてきて勝手がわかるようになるからです。わたしの周りの日本人の留学生の友達でも日本に帰るつもりがないって言っている子は何人かいるけど、決してdisっている人は一人もいないですね。

前にブログで"幻想を抱きすぎるのは、日本にキラキラした海外の情報しか入ってこない"って書きましたけど、これはこの短期でdisってしまう人にも共通する箇所があります。
短期であればあるほどキラキラした部分しか見えないんだと思います。どん底に突き落とされることがないまま帰国ですから、良い部分しか味わうことができない。まあ同じですね。

ゆえに結論として、短期の語学留学とかだったらdisることは自然の原理なんだと思います。disらないことのほうが難しい。それが当たり前なんでしょう。嫌な部分が見えなかったらそりゃそうなりますって。それで最初の引用Tweetにあるように"ワーホリや短期で海外行って理想郷を見つけたと言わんばかりに移り住んで失敗した人なんて山ほど居る。"となって奈落の底に突き落とされて初めて現実を知るのでしょう。

その国のことを知るって「現実」受け入れることだと思います。

長くなってすみませんでした。