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【適当】わたしの身体の解体新書

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わたしは生まれたときから父に激似だったそうである。わたしが生まれたとき、わたしが知らないオバサンはわたしの顔を見たとたんに「あらまぁ〜お父さんにそっくりだこと!」と言ったそうである。まだ赤ん坊なんだから少しは可愛かったかもしれないわたしに「可愛い」の一言もなく父親にそっくりだと言われるのもやや辛い。

しかし、そのオバサンの言い分もわからなくもない。わたしは自他ともに認める父と瓜二つの顔を持っている。なぜこんなに似ているのだろう、ここまで似るのも芸術的なことだなとたびたび思う。自分が映る写真を見るたびに「あぁなんかどっかで見たことある顔してるな」と毎度思う。

たまに「お父さんってどんな顔してるの?」と聞かれるので、いつも同じ回答をする。「わたしをスキンヘッドにしたと思って」と。

そんなわたしも年をとるにつれて母にも似てきた。わたしは母の素顔を知らない。わたしの母は二十歳くらいのときにセロテープを用いた手法で長年の努力が身を結び、目が二重まぶたになったのであるそうだ。だけど、なんとなくだがわたしの顔の雰囲気が母ぽくなってきているそんな気がする。

笑ったときとか、ぶすくれているときとか。

よってわたしの顔は生まれながらの父親ゆずりの薄い顔に母の雰囲気が加えられた。

わたしは食いしん坊である。アメリカでは痩せている体型だと自負しているが、日本ではポッチャリだと思う。これも仕方ない。わたしは基本的に四六時中食べることしか考えていない。一度4ヶ月ほど食事で精神的に参っていたときがあったので、食事に対してのこだわりは人一倍強い自信がある。スマートニュースのアプリがiPhoneに入っているが、読むところはグルメカテゴリのみ。常に最新のグルメニュースを追いかけているけど、ミーハーではないので試すことはない。ただ読むのが好きなだけだ。

そんな食いしん坊なわたしの体型は若い頃の伯母(母の妹)とわたしが生まれる半年前に亡くなった祖母(父の母)にそっくりなのだそうである。

太ももがむっちりしていて、ケツがでかい。祖母は体が大きくてよくお酒を飲む人だったらしい。母はいつもわたしがモリモリ食事している時に言うのである。「お前のその体型、東京のばあさんにソックリだよ」と。そして若い頃の伯母のお尻にソックリだとわたしが階段登っているときに後ろからついてきてボソッと言う。

アメリカからかえってきた直後、その例の伯母からは「ゆうちゃん、お尻がアメリカンだね」と言われた。

遺伝というものは不思議である。わたしは両親の顔の特徴を絶妙な加減で引き継ぎ、身体においては父方と母方両方の人間の特徴をカバーする。いろんな特徴がわたしの身体には凝縮されている。あと20年もすればわたしはどうなるのだろうとたまに思う。