アメリカンまたたび

3年半のアメリカの大学生活を終えて日本に本帰国した23歳女の戯言

【留学】留学の質を大きく左右する、文化適応について


たまたまFBで誰かがシェアしていた記事を何気なく読んでみたら、すごく興味深かったのでいつものようにTwitterでシェアしたら、思いの外拡散しましたね。(自分の書いたものではないので複雑な心境ではある笑)

この記事で紹介されている、『世界の日本人妻は見た』はわたしも何度か拝見したことがあります。ここでは世界各国で暮らす日本人女性が現地での結婚生活、旦那様と出会うまでの過程、そして現地で困ったことなどを紹介されていますね。おそらくこの記事の筆者が訴えたいことはこの最後の困ったことの紹介。
この番組には2つの問題点がある。1つは、ステレオタイプの刷り込みにより海外を“知った気になる”ということである。
(中略)
第二に、「世界から見た日本」という観点が無視され、あたかも日本が世界のスタンダードであるのような伝え方に問題がある。
わたしはこの二つのポイントは留学中の日本人留学生(他の国もかな?)にも当てはまる事項であると思いました。今回のエントリではこの留学中の点について考えてみたいと思います。

具体的に何が留学中の日本人留学生について当てはまるのかというのは渡米直後〜留学1年経過前後の方々には「アメリカのものはダメだ、やっぱり日本のものが素晴らしい」と思う人が多いのではないかなと肌感で感じることです。(他の国の留学生はどうだろう?アメリカしかわからないので、アメリカ限定で話を進めますね)

もともとアメリカのものへ対する期待感というものがあまりにも低く、そこで実際にアメリカに行ってみたら思い通りにクオリティが低いものがアメリカには溢れているという現実にぶち当たります。

日本からの荷物の仕送りを頼りにし、日本のものはやっぱり最高だ、そしてなんとかアメリカのものを使って生活はするけれども口から出るのはアメリカのものに対する不満ばかり。そして日本のものとの比較をする日々。わたしがカリフォルニアにいたころはそんな感じでした。一学期あたり2回は母に荷物送るのを頼んだり、一時帰国の時にスキンケア化粧品の大量買いをしたり。

そして実際に自分だけではなく、他にもそういう人はたくさん見てきました。だからそんな方々を見ると過去の自分を見ているような気分になるわけです。

一方でいろんな日本人留学生の方々と関わっていると、これは一定の在住年数を越えたりだとか、その人を取り巻く環境が変わってくるとアメリカのものや文化を受け入れるという傾向が見られるようになることがわかりました。

まあ時間が経てば慣れますし、気持ちそのものもアメリカのものを受け入れられる体制が整うのかもしれません。またアメリカ人の恋人ができた人でも同じことが言える傾向があるかなと思います。まあもちろん個人差はありますし、留学終わった後もアメリカのものにたいして不満を抱いている人はいますけど。

わたし自身もアメリカのものを卑下し、日本のものに固執していた頃、元ルームメイトのK氏に怒られたことがありました。「あなたはそうやっていつまでたっても日本のものにこだわるからアメリカ生活が楽しくないんですよ」と。自分ではそのように意識してはいませんでしたが、やはり他の人から見るとこう見えるんでしょうねえ。


K氏と言えば積極的にアメリカンなメイクにチャレンジしたり、髪の毛を金髪にしたり、Mustangというイケイケな車を買ったり、あの派手派手なケーキミックスを買ってきて焼いたりと・・・まあいろんなことをされていました。

当時のわたしはその言葉がよほどショックだったのか、いろいろアメリカのものにチャレンジしたり(化粧品とか)、アメリカ旅行に行くようにしたり、アメリカについてもっと知ろうとしました。それが楽しかったのか、今でもいろいろ開拓をするということをしているんですよね。だからあのときK氏に怒られたことがある意味でわたしの大きな契機になっているのかもしれません。

寮生活でアメリカなんかクソ食らえと毎日死にたくなって泣いていましたけど、過酷な状況下でもアメリカ不思議発見をよくしていたので、アメリカのことを嫌いになることはありませんでした。もっと素敵なものがたくさんあるということはわかったいたので。

だからといって日本のものを卑下することはないです。どちらの文化の良さも受け入れるのです。たぶん、アメリカでの生活が長い人はみんなそうなんだと思います。まあわたしはまだまだ在住年数は少ないですけどね。
 

それゆえに日本のもの・食事は一番いいと思い込むあまり、諸外国の文化やしきたり、食事を大変なものだと思うのは最初のころの発生することでしょうし、「世界の日本人妻」の方々もそんなレベルでは生きていないと思うのです。

記事で紹介されていた箇所で共感するところがあったので、ご紹介します。
日本からの見方という一面的な報道やテレビ番組は日本中心的、自己中心的な発想を生み、国際社会で必ず必要になる相互理解の精神を壊してしまう。それに、日本に住む外国人妻もごみの分別が面倒だとか、ママ友のつきあいが面倒だといった不満がいろいろとあるだろう。日本が特別便利で住みやすい国というわけではなく、外国が特別に変わっていて住みにくいというわけではない。そういう意味では日本も海外も一緒である。

外国人と日本人、お互い色々と違う所はあるけれど、その違いを互いに受け入れる。たくさん違うところはあるけど、結局は人間みな同じなんだと悟ることが国際社会における目指すべき相互理解なのではないかと思う。

こういうことだと思います。

国際社会という大きなものだけでなく、留学先での自分の生活というレベルでもこういう風に考えられるようになるということは、留学中だけじゃなく、留学後の今後の人生にも大きな良い影響を及ぼすのかなと思います。

留学は学問を勉強しにいくものですが、文化適応も勉強の一環であると思うし、アメリカのいいものをたくさんいろんな留学生に知ってもらいたいので、わたしはこれからもブログでいろいろ書いていきます。

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