アメリカンまたたび

3年半のアメリカの大学生活を終えて日本に本帰国した23歳女の戯言

小学校教育に求めること〜読書習慣・計算・文章訓練〜


小学校の英語教育ってここ何年かでずいぶん騒がれてきているテーマだと思います。

最近の小学校の英語教育に関するニュースはどんなものがあるのかと気になったので、Googleで「小学校 英語教育」でニュース検索をしたら、以下のようなニュースが目につきました。

英語教育充実は「日本の死活問題」? 小3前倒しで有識者会議初会合 秋までに提言 - MSN産経ニュース

 三木谷委員は、英語教育の充実を「日本にとって死活問題」と強調。小学校から英語に触れる機会を増やし、大学入試で会話力も問うTOEFLの活用 を提案した。一方、小中学校の校長からは「英語の授業が増えることで読書や漢字、計算の時間がとれなくなる」「教員の英語力向上のために研修が必要」と いった声が上がった。


 文科省は昨年12月、「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」を発表。小学校英語の開始時期を現行の5年生から3年生に前倒しすることや、中学校の英語授業を原則英語で行う方針を示した。

あーまた楽天の社長か…っていうのは置いておいて。

今度は早めるんですね。小学生も大変だこれ。

このニュース上にある、文科省の「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」については私も以前ブログでふれたことがありました。
英語力って人それぞれじゃないの? - yucky blog

グローバル化だー!とか言っても、興味がない日本人はたくさんいるでしょうし、逆にどんどん日本の外に出て活躍したいor日本の有名企業に就職をして海外の企業と円滑に交渉ができる人材になりたいっていう人もたくさんいると思います。

なんか文科省の計画書を見ているとみんながみんな海外に行きたいのです♡みたいに見えてくるんだよね。

そういった人たちで通う学校っていうものは違うと思います。
将来英語やその他外国語を使ってバリバリ仕事がしたい人は、英語やCritical Thinkingの教育に力を入れた学校に行くでしょうし、そこらの田舎の三流の高校や大学には行かないでしょう。
だから、英語のカリキュラムなんぞ学校ごとに任せてしまえばいいのではないかと私は思うのです。

まあ私はお金がないから英語の教育に力を入れてる学費の高い学校には行けないっていう意識の高い人には奨学金を提供するなりなんなりして問題解決を考えればいいでしょう。(変なとこに税金使わないでよ、こういうとこに使うべきでしょうが)

ここにも書きましたが、まあ言いたいことは同じです。
別に国で統一する必要はないと思うんです。学校ごとに任せてしまえばいいんです。生徒たちも自分のニーズに合わせた学校に通えばいい。こういう風に国で統一してしまうと、やりたくもない子供たちに無理を強いているような気がしてきてしまうのです。

そして日本語の運用能力もままならないうちに外国語を同時進行で学んでいくということにも無理があると思います。

日本語もままならない、英語もままならない、これでは中途半端な悪循環です。
まずはしっかりと日本語を使いこなせるようになってからじゃないと英語が身に付くスピードも低下します。

そんな英語教育よりも私が大事だと思うのは、タイトルにも書いたとおり、読書習慣・計算・文章訓練です。

これら3つのことは生きていくうえでも、学問を進めていく上でもとても大事なことだと思います。
一つ一つ説明していこうと思います。

①読書習慣

本を読むということは、みなさんもよくわかると思いますが語彙を増やす・言い回しを覚える・自分の知らない世界を知るっていうことを手っ取り早く身に付けることができると私は考えています。

私自身、小学生のときにたくさん本を読んでいました。もともと『ちびまる子ちゃん』が大好きだったので、そこから派生してさくらももこ氏のエッセイを小学生ながらにすべて読破していました。
そこから本を読む楽しさを覚えて、たくさんの小説を読みました。記憶に残っているのは、映画さゆりの原作本、林真理子氏の不倫小説(『不機嫌な果実』『anego』『聖家族のランチ』)、あとは子供向けの伝記とかですね。
このほかにもたくさん読んでいました。本のタイトルは忘れたけど。

小6のときの担任が給食の待ち時間は読書タイムとする先生でした。その時に読む本は自分で持ってきてもいいし、学校の本を借りてもいい。その時に本を読むのがとても楽しかった記憶があります。
このときの読書習慣はとてもよかったものだと思っています。このように子供に提供してあげることによって、子供自身にも発見があったりします。
先生も子供が読んでいる本をちょいちょいチェックして、その本の背景などを教えてあげたりすると子供が見える世界も変わってくると思います。いろいろ工夫が大事だなって思います。

逆にこれはよろしくないと思うのが、大人が子供に読書をすることを禁止させること。
たまにこういうろくでもない大人いますからね。う●こして引っ込んでろって言いたいです。

こうやって子供のころに身につけた知識や習慣っていつまでも忘れないと思うんです。
まずはしっかりとした読書習慣を幼い頃に確立させてあげることで、その子供の見えている世界を広げるのはもちろん、先ほど述べたとおり語彙や知識を増やしてあげることができると思います。
わたしは不倫小説ばっか読んでたので余計な物ばっかついてしまった気がしますが笑


②計算


小学生のころにやっておけばよかったなって思う習い事はそろばんですね。
わたし小学1年で見事に算数に挫折したので、算数が苦手で苦手でなりませんでした。
かけ算は得意だったけど、割り算の筆算とか少数の割り算が苦手で苦手で。
子供だったので、逃げ出したくなるんですよ。もうわかんないからね。やり方が。まああのときの担任が教え方下手くそな先生だったっていうのも大きいかなと思いますけど。

ただそれでも私はなんとか先生に侮辱されながらも逃げずになんとか計算を頑張ったから、そのあとやった数学もなんとか出来るのもあるかもしれないです。
コミュカレに入ってから数学の授業取り直したんですが、そこでも計算ちゃんとやっててよかったなって思いますね。
はっきりとした理由はわからないんですけど、頭の中でぶあーっと想像しながら別解とか思いついちゃうんです。だから先生の模範解答は理解できなくても、自分のやり方で解いたら答えが合っていたっていうときも。
そういう妄想力は計算をみっちりやることで鍛えられるのかなって思ったりしてます。

ただ数学をやらない人でも、日常生活で計算はたくさん使うと思うんです。
今は確定申告の季節らしいですけど、そういうときの計算とかね。電卓を使う人がほとんどだろうけど、計算をたくさんやっておけば数を見た時にだいたいの想像はできると思います。

今の日本の小学校の算数教育はどんなものかは分かりませんが、私の時代と同じような物であればそれをそのまま現状維持してくれればいいんじゃないでしょうか。日本の算数・数学教育のレベルの高さはすごいなってアメリカに来てからより痛感するようになりました。


③文章訓練

これは日本の義務教育で圧倒的に欠けていることだと思います。
(今はどうだかわかんないけど)

感想文を書かせられることが多かったように記憶をしていますが、自分の意見を書かせるっていうことを日頃から徹底的に鍛え上げた方が良いと思います。

別に、他人の感想なんかよほど興味がある人じゃないかぎり興味ないですよ。肝心なのはその人がどう思うかなんじゃないでしょうか。
それを伝える相手にひびかせられるように書けるようにならないと読んですらもらえないですからね。これが大事だと思います。

昨日こんなツイートをしました。

これは文章を書く上で最低限満たしていないといけないことだと思っています。
これらが満たされていないと、まず人が興味を持って読むということをしてくれないんじゃないですかね。

先日、プロブロガーのイケダハヤト氏の以下のような記事が目につきました。
紙のライターよ、「文章の巧さ」を誇る暇があるなら「マネタイズ」を頑張りなさい - イケハヤ書店

飛行機で出張をすると、機内誌を読む機会があります。どれもよく整った文章なんですが、じゃあその書き手がウェブで稼げているかというと、ほとんど 答えはNOなんですよね。ライターによってはツイッターすらやっていないという絶望的なケースも…完全に逃げ切りモードなんだろうなぁ。


一応ぼくは文筆業をしていますが、同業者に強く言いたいのは、お前らちゃんとマネタイズしろ、と。サラリーマン根性を捨てて、起業家になってください。

ホント、そういう人材が本当に少ないんですよ。独力で個人メディアつくって、本気で新しいマネタイズ方法を模索している人をほとんど知りません。


(中略)


どれだけ美しい文章が書けても、食っていけないならそれは「プロ」とはいえません。様式美的文章が得意なだけのアマチュアですね。一介の物書きからビジネスを創れるメディアメーカーになりやがれ、ということです。佐々木編集長が熱く語っているように、今は本当に面白い時代ですから。

私が引用した中略以降のところは納得でした。ごもっともだなって。

イケダ氏がおっしゃっていることは至極まっとうなことだと思います。

ただ、まずは人に読んでもらえる文章を書けるようにならないと、マネタイズ以前の問題が生じると思います。

私が先ほど引用した「しっかりした文章」の定義ツイートをまずは満たしてから、マネタイズを考えるべきなんだなってイケダ氏のブログ記事を読んでいて思いました。


そういった教育を小学生のうちからコツコツと訓練させるべきです。

そうすれば中学生になってから英語を身につけるスピードも上がりますよ。

まずは日本語の運用能力のしっかりとした基盤を作ってあげることです。子供は塾にでも行ってないとやり方が分からないっていう子がほとんどだと思います。まずは学校が提供してあげて、基本を身につけさせたら子供はいろんなことに興味を持って自分から学ぶっていうことをしていくと思います。

「しっかりとした文章」が書けるということは、相手に何かを伝えるときも分かりやすく伝えることができるということであると私は考えています。


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これら3つの能力は子供たちが将来どうなろうとも必要不可欠なものだと思っています。

まずはこの3つをしっかりとしたものにしてあげる、あとは子供たちのニーズに合わせた学校ごとに任せりゃいいんです。

国が統一してやるべきことは、この3つの能力を鍛え上げることです。

英語なんか英語教育に力を入れた学校に任せりゃいいんです。下手な学校にそれをやれって言っても限界があります。


英語教育に力を入れている学校のほうが生徒の英語能力を伸ばすメソッドもそれなりに充実しているでしょうし、配属される先生も違うと思います。国はその補助金支援でもしてりゃいいんです。

力を入れていない学校にやれって言ってもさ、(グローバル化)なんてできるわけない笑

三木谷さんにはこれ以上出しゃばらないでいただきたい。


基本的なことができない人に応用なんかできるよになるはずないんです。日本人として生きていく上で大事なことを身につけさせることが優先でしょう。

ったく、国がやろうとしていることってほんとズレててバカだなって毎度思います。

それでは。