アメリカンまたたび

3年半のアメリカの大学生活を終えて日本に本帰国した23歳女の戯言

【文章スキル】"読者のケア"のススメ


アメリカに来てから初めて知ったことの一つに、「読み手のケア」があります。
今日はこのことについて詳しく書こうと思います。

「読み手のケア」はエッセイやペーパーを書くメインの英語の授業で教えてもらいました。
英語ではReader's Careと言います。要は文章を書く際に、自分の文章を読む人のことを考えて書くということです。

自分の文章を読む人を考慮する際に、具体的にはどのようなことに配慮をすればいいのか。
私が習ったことをもとにそれらを簡単に箇条書きでリストアップして、それについて具体的にどういうことか書いていこうと思います。

・どんな人が自分の文章を読むのか

これはをReader's Careをする上でとても重要な要素となります。読み手が誰かによって文章を書き分ける必要があるのです。
もし読み手が高校生なら、高校生の知識レベルに合わせた文章を書く必要があります。大学で習ったことを高校生に教えるのに、高校生が知らないような単語を使ったりするのはこのCareが出来ていないとなります。もしもそういう単語を使うのであれば、しっかりその説明を書き加えることがCareが出来ているとなるわけです。

自分の専門的なものの文章を、自分とは専門が違う人が読むときも同じです。いかに難しい専門用語を専門外の人に理解してもらえるかを考えるべきなんです。
このことについてフォロワーさんのイソガイさんが面白いツイートをされていました。

Reader's Careが出来るってことは、自分がそのことについてしっかり理解をしているかのチェックにもなるってことです。

そしてどんな相手が自分の文章を読むかを配慮するときに、相手がいつ・どこで・どんなときに読むかも考える必要があります。
例えば、相手が忙しい時に、長々とした文章を送りつけても迷惑なだけです。短い文章で簡潔に書いているものが大事だと思います。

そしてReader's Careは単にケアをすればいいのではありません。長々とまどろっこしい文章で説明書きなどをしても読むのが疲れるだけです。そこは簡潔に、しかし説明をしっかりカバーできているものを提供することが大事になってくると思います。

・単語の選択


これはWord Choiseと言います。そのままです笑
文章を読むのは誰なのか、そしてどういうところに出すのか、それによって単語は使い分けるべきってことです。
単語の選択のついでに、どんな文調で書くかも配慮する必要があります。
おばあちゃんに出す手紙の文章がアカデミックな堅苦しいものではおばあちゃんも読む気しなくなっちゃいますしね。
まあ分かりきっていることだとは思いますが、とっても大事なことだと思います。

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ざっと説明するとこんな感じです。
これらは最低限守らなくてはいけないルールなので、英文でエッセイやペーパーを書く方でまだ分からなかったという方は覚えておくことをお勧めします。ほかにも様々なオプションがあります。

次はブログやWebサイトとかでReader's Careをするとどうなるかについて書いていきます。
※これはあくまで私のReader's Careやり方なので、考え方が違うとなる方もいらっしゃると思います。

ネットはエッセイやペーパーとはまた違ったReader's Careができると思います。以下の通り。

・読み手が分からなさそうなワードはリンクを付けて、その単語の意味や情景がよく分かりそうなページに飛べるようにする。
(※無駄な写真はつけない。これもケア)
または、簡単な説明書きを加える。

・その話題の理解を助けるために、最近話題のニュースを引用して貼付ける。

・関連記事などを提供する。


・読みやすいフォーマットになっているか確認する。いいタイミングで改行ができているか、段落がいつまでも続いていないか、箇条書きを用いて見やすくなっているか。など。

・文章が長過ぎないか。

とかですかね。
自分が興味のある文章をネットで見つけて、いざそれを読み始めたら横文字のなんだかよくわからない単語が出てきて読む気失せた…とかありますしね。ググるのもだるいのです。こういうときにCareをしっかり行えばPV・読者の数も着実に伸びるんじゃないかなって思います。

私はブログを書く時に上記の太文字にしたことを心がけて書くようにしていますがどうでしょうか笑

一見、理解ができなさそうなものでもリンクなどがあったりするだけで、その文章への理解度ってぐんとあがると思うんです。まさに気配りができるかどうかにもなると思います。

以前読んだブログ記事でまさに!と思うものがありましたので、ここでご紹介します。
だからあなたのブログは読まれない。 - 美容師選びの『美容師名鑑』プロジェクト・オフィシャルブログ

以前もブログに書いたのだが、


●読者を明確に設定する
(誰が読んでくれているのか)

●何を伝えるべきか決める
(結論を決めておく)

●どう伝えればわかりやすいか検討する
(論旨を明確にする)

●書いたら、無心で読み返す
(分かりにくいことがないか)


これは、私が雑誌で記事を書くときに
気をつけている基本的な方法。

だが…………
こんなことを書くと、
私のお客様はそんなことは気にしない!
なんて言われてしまいそうなので(笑

これは、意識の問題だ。

たとえプライベートなことでも、
食事の話でも、旅行の話でも、
ファッションの話でも、
セミナーの話でも、休日の話でも、

先ほどの方法をベースにする方が、
読みやすい。
まさにこの通りだなって思いました。

もう一つ例を。
昨日、英語のペーパーのための情報収集をしているときに、このページをみつけました。

Apple Incorporated - NYTimes

ニューヨークタイムズのAppleの紹介ページです。

03 PM

(※画像をクリックしたら、このページに飛ぶことができます。)

このページすごい!!って一人で感動していました。
ニューヨークタイムズのApple関連記事をはじめとし、スライドショーでさまざまなデータを比較するものが出てきたり、株情報もあり、関連リンクもあり、、、と。とにかくこのページに行けばAppleの今が分かるといっても過言ではないですよね。まさにこれを読む人へのケアが行き届いているページだなあって思ったわけです。

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このように、エッセイやペーパー、ブログやWebサイトでのReader's Careについて書いてきましたが、これはどんな文章にでも適用するべきことだと思います。独りよがりにならずに、誰か読み手のことを考えて構成を考えて組み立てていくことは文章を書く上でもっとも大事なことだと思うんです。

これがなければただの日記ですし、そんだったらわざわざ誰かに見せることも、ネットで公開する必要もないんじゃないでしょうか。

ただやはり、"良い"ケアができるようになるためには訓練が大事ですよね。わたしも自分のペーパーを書くときやブログを書く時にも自分の力不足を痛感する日々です。何回も回数を重ねてコツを掴むことが一番の近道ですよね。