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【留学】SUNY Albanyでわたしが履修した一般教養のクラス一覧とその感想

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前にわたしが大学で受講したジャーナリズムのクラスについて紹介する記事がとても好評でした。とても嬉しいですね。そして大学の先生方からもアメリカの大学の授業についての情報が欲しいとの声がありましたので、第二弾を敢行します。
今日はわたしが今の大学で受講してきた一般教養のクラスの紹介をします。

これまでとってきた一般教養のクラスは以下の通り。

・ArtsとInternational Perspective
AARH170: Survey of Art Western World I

・Humanities
AEAJ170: Japan: Its Culture & Heritage

・Natural Science
APHY103: Exploration of Space

・US History
AAFS213: History Civil Rights Movement

・CHALLENGES FOR THE 21ST CENTURY
IINF100X: Information in 21st Century


このほかにもSocial Science, English, Mathなどの必修がありますが、こちらの方はコミカレでとってた文化人類学、English Composition、College Algebra(大学数学入門みたいなやつ。まあ日本人からしたら数1と2の復習)、Trigonometry(三角関数)が移行されたので、大学では受講する必要がありませんでした。

ちなみにうちの大学では、10のカテゴリーからそれぞれ1つずつクラスを選び、そんで30単位修める必要があります。入学や編入した年によっていろいろ違うみたいなので、詳しくは以下のリンクを参照ください。

http://www.albany.edu/generaleducation/

それでは上記の5つのクラスの説明に入ります。

・ArtsとInternational Perspective
AARH170: Survey of Art Western World I

これはアートのクラスです。簡単に言えば、西洋絵画の分析ですかね。絵を見たときに、その絵からどんなことが読み込むことができるのかを歴史背景とともに振り返るやつです。

教授はこの方。Rachel Dressler教授です。(http://www.albany.edu/finearts/dressler.shtml)
そして博士課程の院生のTAが1人いました。クラスの人数は100人行くか行かないくらいでした。そこで10個くらいのグループに分かれます。教室は大きなレクチャーセンターの中規模のやつです。100人用くらいのやつ。

授業形態は基本的にグループワークでした。最初に教授の絵の解説を聞いて、それからグループでまた違う絵を見て、それについて話し合う。グループは8人くらいだったかな?そんでワークシートに意見をまとめて終わりです。テストは中間試験と期末試験のみ。試験前はTAによるStudy Sessionがありました。テスト範囲となっている箇所を振り返るやつです。

個人の課題は学期末に3〜4枚(ダブルスペース)のペーパーを1つ書いたくらいですかね。これも自分で美術館に行って、印象的だった絵や彫刻などを見て、その分析をするやつです。わたしはオルバニーのダウンタウンにある美術館に行きました。

個人的なこのクラスの感想としては、ただただつまらなかったですね。というのもわたしは芸術音痴なもので、絵を見てもなにも感じることができないんですよ。最近はいくらか進歩してきたけどw
クラスそのものは大変じゃないです。まあ楽かもしれません。課題もほとんど出ませんし。
美術が好きな人は楽しいんじゃないかなと思います。まあ成績もそこまで悪くはなかったので、まあいいかなと思っています。


・Humanities
AEAJ170: Japan: Its Culture & Heritage


これはその名の通り、日本のことを勉強するクラスです。Culture & Heritageとあるけど、勉強したのは日本の歴史ですね。歴史から文学や宗教などはどんなやつがあるのかというのを旧石器時代から現代までカバーしていました。

教授はPerson教授です。(http://www.albany.edu/eas/person.shtml)
日本とアメリカのハーフらしい。日本語はもちろんペラペラ。よくオフィスアワー行って、日本語で無駄話していましたw 教授以外の活動では、日本の新書とかの翻訳をよくやっているそうですね。専門は日本史で、太平洋戦争の時の思想とかそういうやつとか言ってたかな。
クラスの規模は30人くらいだったので、TAはいませんでした。教室は少人数用のやつ。

まあこのクラスはJapan Studyを勉強する学生のための入門編みたいなものなので、日本人からしたらいろいろ楽勝かなと思います。歴史は小学生で学ぶレベルです。歴史上の主な重要人物をカバーしていたら、だいたいOKです。源頼朝とか、紫式部とか。あとその他に神道や仏教の専門用語がちょいちょい出てくるので、この辺は改めて勉強すれば大丈夫だと思われます。

テストは中間と期末のみ。毎回リーディングの課題あり。それを読んだ上でのクイズはほぼ毎クラスのたびにある。クイズが意外と厄介でしたね。リーディング読んでいないとわからないやつもあるし、読まなくても日本人の常識的に解けるやつとかも。まあリーディングするのに越したことはありません。

リーディングは教科書からのもあれば、教授が自炊した本がBlackboardにPDFでアップしてあるのを読む場合とふたつあり。

ペーパーなどの課題はありません。レクチャー聞いて、Blackboardにアップされるスライドの内容を暗記すればテストも大丈夫です。まあテストは記述があったので、それがめんどかった。Multiple Choiceは簡単でした。クイズの延長って感じ。でも勉強すれば普通に9割取れます。

ちなみに出席はしないとダメです。毎回ちゃんと取ります。それが最終成績に加算されます。

このクラスは楽しかったですね。日本のことを改めてアメリカ視点で勉強するいい機会になりました。成績もAだったし、よかったです。


・Natural Science
APHY103: Exploration of Space

これは宇宙のことを勉強するクラスです。太陽系の星を全部細かく勉強したり、人類の宇宙開発の歴史を学んだりしました。

教授はEric Woods教授。(http://www.ratemyprofessors.com/ShowRatings.jsp?tid=294543)
この教授、ぶっちゃけあんま好きじゃなかったです。質問に行ってもかなり適当に答えるし、こんなのもわかんないのかクズと言いたそうな顔していた。俺様に話しかけるなオーラを勝手に感じていました。レクチャーも退屈ですね。自分の好みのままただ突き進む感じ。TAは6人くらいいたと記憶しています。

クラスの人数は200人くらいいたかもしれません。大教室の中でも一番大きい教室を使っていました。

ちなみに授業には出席しなくてOKです。出席は一切取りませんでした。学期中に4回大きな試験があります。それをパスすればいい。教科書もありません。Blackboardにあげられるブログが教科書代わりだった。

これやっていたのは1年前なのであんま覚えていませんが、太陽系の惑星の衛星の特徴をかなり細かく勉強しましたね。あとは宇宙服の役割、宇宙開発の事故の歴史とかもやったかな。ほんと覚える量は尋常じゃなく多いです。しかも高校の時に理科をほとんどやらなかった自分にとってはほんと苦痛でした。テストもなかなか難しかった。宇宙をガチで学ぶので、好きじゃないとつらいですよ〜。


・US History
AAFS213: History Civil Rights Movement

こちらは公民権運動の歴史のクラスです。わたしは2015年秋学期に受けました。木曜の5:45pm-8:35pmまでと長かったですねw

教授はJ. Frank Wiley教授。Wiley教授は大学警察のチーフもやられているそうです。いつも大学警察からくるメールに教授の名前が書いてありますね。
(http://police.albany.edu/Member2.asp?LName=Wiley&FName=J.%20Frank)

最初会ったときはすごい威圧的で、正直怖かった印象しかありませんでした。だけど話してみると、とても穏やかで、優しくていい教授でした。このクラスでわたしは唯一の留学生だったので、よく気にかけていただきました。

クラスの人数は30〜40人くらいの小規模。6割くらいは黒人の学生でした。そしてヒスパニック・白人が3割ちょいで、アジア系はわたしも含めて0.5割くらいだったのではないかなと思います。TAはいませんでした。

教科書はこちら:
①Racem Crime, and the Law
http://amzn.com/0375701842

②The Jail
http://amzn.com/0520277341

③The New Jim Crow
http://amzn.com/1595586431

ちなみに①が普段使う教科書、②と③は中間のグループペーパーを書くときに読まないといけない本たち。この2冊の比較をするのがペーパーのテーマでした。

授業の形態は教授の無駄話と、有志によるディスカッション、YouTubeで公民権運動の歴史のビデオを見る、そんでまた適当に話すという感じ。授業は基本グダグダです。話に参加する人は真面目に参加するし、参加しない人はただそれを聞いているという感じ。あとパソコンとかスマホの持ち込みは厳禁。スマホいじってて追い出された人いましたねえ。出席も絶対です。1分でも遅れたら教室に入れさせてもらえません。

課題も基本的にはないんですが、毎週リーディングは1〜2チャプター読んでこいってのがあります。これも別にやらなくていいんですが、いきなり授業でこないだのリーディングのサマリー書けとか言われるのでやっておくべきですね。

あとは中間試験のときに20枚のグループペーパーがあります。期末は記述の試験。これで終わりですね。
期末試験の問題はたしか「アメリカがこれまでやってきた公民権運動は正しかったのか、それとも間違いだったのかを具体的な例を用いて論じよ」というものでした。

試験のために覚えておくべきこととしては、マーティンルーサーキング・マルコムX・ブラックパンサー党などの公民権運動の活動家たちがやったことをちゃんと勉強しておくのは最低ラインですね。それに加えて、歴史の流れを押さえておく必要はあります。奴隷解放前のアメリカにおける黒人奴隷の扱い、奴隷解放後の警察の黒人に対する事件、ジムクロウ法が適用されていたときの南部の黒人への差別など。これは教科書に書いてあるので、ちゃんと教科書読めば大丈夫です。

このクラスはなかなかハードでしたが、最終的にはAも取れたし、アメリカの闇を勉強できたのはいい経験でした。わたしは公民権運動のことをR大学でちょっとやっていましたが、日本で日本人に囲まれて勉強するのとは違う緊張感の中で勉強できました。いろいろな人種の人がいて、それぞれの意見を聞くのは有意義でした。


・CHALLENGES FOR THE 21ST CENTURY
IINF100X: Information in 21st Century

このクラスは21世紀における情報社会を生き抜くための情報を扱うためのテクニックを学びます。

教授はJonathan Muckell教授です。(http://www.albany.edu/ceas/jonathan-muckell.php)
クラスは200〜300人くらいいたと思います。とにかく人数は多かったですね。TAは3〜5人くらい?これも2年前にやったので、あんま覚えていませんw クラスは週に2回。

やったことは覚えている範囲だと、論文の探し方、集まった論文のAnnotated Bibliographyの書き方、インフォグラフィックの作り方、簡単なプログラミング入門、といったところだったかなと。課題は毎クラス出ました。それを毎回専用のサイトでPeer Reviewします。これもしっかり成績に入るので、やり忘れがないように。わたしは一回やり忘れたことがあって、ちょっと成績落としました。

もちろん自分でやった課題(だいたいはなんかしら1〜2パラグラフくらい書くものです。もっとたくさん書くときもある)も教授やTAが評価します。

Annotated Bibでわたしがやった課題:
https://docs.google.com/document/d/10rRKt6PnzhAlqPhychz784r63TL5juIRSUnNIRikGmE/edit?usp=sharing

わたしが作ったインフォグラフィック:
https://drive.google.com/file/d/0B7yNZ8sTPSbmakJzd1RPTU1fb0E/view?usp=sharing

また、授業中にミニクイズが毎クラスで数回あります。これをiClickerという投票するリモコンみたいなので自分の答えを入力して、それが成績に反映されます。

出席はとりませんが、iClickerをちゃんとやらないと成績入らないので、暗黙の了解で授業にはいかないといけませんね。iClicker分の成績を抜いたら、かなり成績は落ちます。甘く見たらいけません。しかもちゃんと授業聞いていないと当たらないようになっています。答えが外れたら成績は落ちます。

iClickerの詳しい説明はこれ。
https://www1.iclicker.com/

動画見るとわかりやすいかも。



大教室のクラスで学生が全然授業来てくれないと嘆いている日本の大学の教授のみなさんは、これを導入するのもいいかもですよ。まあブーイングきたら知りませんw

このクラスも課題は毎回出て大変でしたが、楽しかったです。わたしの専攻である情報科学の必修授業でもあります。大学生活で情報を集めるのは基本中の基本だし、集めた情報をオーガナイズしないといけません。その基礎が身についたいい機会でした。

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とまあわたしが受講した一般教養のクラスは上記の5クラスです。これを3学期かけて分散して終わらせました。うちの大学は総合大学で学生数もかなり多いので、一般教養のクラスの人数は多くなりがちです。フレッシュマンもたくさん取るしね。だから課題は少ない傾向がありますが、その分テストやグループワークへのウェイトが重くなります。大変なのはどのクラスでも変わりないですね。

人数が多いクラスはあまり好きじゃないというひとは、コミカレで全ての一般教養を終わらせるのも手だと思います。まあうちの大学にも面白いクラスはたくさんあるので、いろいろ考えてみるといいかなと思います。

次回はわたしが受講した情報科学のクラスを紹介します。情報科学は専攻だし、クラスの量も多いので、2回くらいにわけるかもしれません。お楽しみに。



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