アメリカンまたたび

3年半のアメリカの大学生活を終えて日本に本帰国した23歳女の戯言

4月のお気に入り: 読書『二つの祖国』とフィギュアスケート

4月が終わり、5月になりました。4月はこれといって化粧品は買いませんでした。2ヶ月おきに買っているスキンケア化粧品の替えを買ったくらいですね。その代わり、4月は読書をしました。

読んでいた本は『二つの祖国』という小説です。有名ですね。読んだことがある方も多いでしょう。

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amzn.asia

今回、私がこの本を読んだ理由は、明治〜大正期にかけてアメリカに移住した日系アメリカ人たちが、どんな方々だったのかを知りたかったためです。

日系アメリカ人の歴史を知るための第一歩として、この本を手に取りました。この本で読んだことをベースに、これから継続していろいろな文献を読んでいく予定です。

二つの祖国の主人公は、日系二世の天羽賢治。終戦の時にだいたい30代なので、1910年前後生まれかなと予測します。賢治の両親は鹿児島の加治木出身で、LAのリトルトーキョーでクリーニング店を営んでいます。賢治は帰米二世として、アメリカではなく日本で大学まで教育を受けました。

小説の話は、日系人の強制収容から話が始まります。1942年の大統領令9066号で西海岸の日系人たちは財産を全て没取させられ、カリフォルニアやユタなどの僻地に建設された収容所に送られるという歴史は有名だと思います。わたしもこの事実は知っていました。この小説では収容所内での日系人たちの生活がリアルに描かれています。

自分のルーツである日本。そして生まれたアメリカ。この2つの国が戦争をする中で、賢治が自分自身のアイデンティティと葛藤する話です。簡単に言ってしまえば。最後には複数の国にルーツを持つ人間が、政治や情勢に翻弄されて自分自身が大切にするアイデンティティを守れなくなっていく様子がわかります。そこが読んでて非常に辛かったですね。

この小説を読んでて思ったのは、わたしは日系人が収容されたという事実だけを知っているだけで、その中身は何も知らないということでした。同じ日系人でも、日本に興味がない人、日本への愛国心が強い人で争いになったりだとか、最初は馬小屋に送られたとか、語学兵(日本語がある程度わかる日系二世で、アメリカへの忠誠心がある若者に日本語のトレーニングをさせること。それで日本軍側の作戦とか暗号とかが解読できる)の育成とか、知らないことが山ほどありました。しかし知らないことが悪いことではないし、これがいい勉強の機会になったのでよかったです。

わたしは『二つの祖国』を読むとき、賢治や周りの登場人物の心情の変化を丁寧に追いたいと思いました。なのでネットでネタバレをざっと読みました。どのように物語が進むのかを把握した上で、物語が進むに連れて賢治の心情がどのように変わるのかを考えたかったのです。

とまあそんな感じで1週間程度で読み終わりました。ここではネタバレはしません。これから留学をするとかでアメリカにいく方、今アメリカ留学中の方にはぜひとも読んでほしいですね。このような先人の苦労があったからこそ、今こうしてわたしたちが平和に留学生活を送れているのだと思うと、涙が止まりません。

フィギュアスケート

4月はYouTubeでたくさんフィギュアスケートの試合を見ていました。もともとトリノオリンピックのときにスケートにはまったんですが、それからしばらく見ていませんでした。だからトリノに出てた選手は結構わかるんですが、最近の選手は全然知りませんでした。

そんでこないだのオリンピックでアイスダンスって素敵だなあと思い、それからアイスダンスの試合をたくさん見ています。

www.youtube.com

わたしのお気に入りはこのプログラムですね。本当に美しい。カナダ代表の金メダリストの演技です。

 

留学関連のことはまた別記事で書きます。5月も頑張りましょう…。