アメリカンまたたび

2018年秋からニューヨーク大学の大学院で留学生教育を勉強する予定。

【質問返事】コミカレから大学編入したい?絶対におさえるべきカレッジの選び方 #アメリカ留学

Sarahahでの質問返事企画の第2回目です。

今日はコミカレの選び方を徹底的に説明します。わたしがここで説明したことを手を抜かずに実行すれば、満足のいくコミカレ生活を送ることができると保証します。

ちなみにですが、記事中の写真はすべてわたしが留学中に撮影したものです。

参考リンク:

americanmatatabi.hatenablog.com

コミカレって何?

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わたしが通っていたカリフォルニア州のButte College

そもそもコミカレっていうのは、コミュニティカレッジの略で、州や郡政府が運営している短期大学のことです。格安な学費でハイクオリティな高等教育を受けることができます。地元の人のための教育機関ですが、最近では留学生の受け入れを頑張っているところがたくさんあります。

ここでは主に2つのタイプの学生がいます。コミカレから4年制大学への編入希望する人、職業訓練を受ける人。わたしは前者でした。留学生の多くも前者ですが、コミカレ卒業後に日本へ帰国して就職する人も中にはいます。

ではコミカレって何なのかわかったところで、本題に行きますか。どのようにカレッジを選んだらいいのでしょうか。

留学先選びの基本!自分のこだわり要素を組み合わせていく

留学先を選ぶときに、まず一番はじめに自分のこだわりを考えてみてください。どんな街に住みたいのか?どんなところでどんな留学生活を送ってみたいですか。

以下が主なチェックリストです。それぞれの項目から、自分の考えや思いに近いものをひとつずつ選んでみてください。そして紙やスマホのメモ帳などに書き出してみてください。

⑴街の大きさ

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大都会ニューヨーク?

・NYやLA、サンフランシスコ、シカゴのような大都会

・大都会から少し離れているけど、それなりに便利な都会(中規模都市)

・都会へのアクセスがいい、のどかな田舎町

・買い物には困らないが、都会へのアクセスがよくない田舎町

・都会へのアクセスはよくないけど、勉強に集中できそうな田舎町

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草原に囲まれているところもアメリカにはたくさんあるよ

⑵コミカレの大きさ/規模

・1クラスの平均人数が100人以上でもOK

・1クラスの平均人数が30〜40人くらいがいい

・1クラスの平均人数が20人以下の少人数制のところがいい

⑶大都会へのアクセス(田舎の場合)

・飛行機を使わないといけない

・車で5時間以上

・車で3時間程度

・車で2時間程度

・車で1時間程度

・車で30分以内で行ける

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飛行機での移動も結構しんどいかもよ

⑷日本人の多さ

・街でも学校でもよく日本人と会うところがいい

・学校に日本人が50人くらい

・学校に日本人が30人くらい

・学校に日本人が10人くらい

・学校に日本人が数えるくらいしかいない方がいい

⑸留学生の数

・いろいろな人種の人がいるところがいい

・各国からの留学生の数は多ければ多いほどいい

・留学生が少なめのところがいい

⑹公共交通機関の充実度

・UberやLyftが走っている街がいい

・電車もバスも両方あった方がいい

・買い物に行くのにバスが10分〜30分おきとかに出ればいい

・車がないと生きていけないところでもいい

⑺お店の充実度(モールやスーパー、レストランなど)

・街にショッピングモールがあるといい

・ダウンタウンにたくさんレストランがあるのがいい

・生活に困らない程度のお店がちゃんとあればいい

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こういうお店がある街がいい?

いかがですか。これまでに選んでもらったものは、留学先で生活をしていくために大事になる項目を選んでもらいました。次は学業面にフォーカスします。

編入したい大学・専攻・その他要素でコミカレを選ぶ

コミカレに進学をする多くの日本人留学生は、4年制大学への編入を志望しています。もちろん他の目的で行く人もいますが、ここでは編入することを前提に話を進めます。

コミカレでは、一般教養を主に受講します。これらの単位を編入先で単位変換してもらうためです。編入する大学ごとに受講を求められている授業が大きく異なります。もしも編入先で取らなくてもいい授業を取っていたら、そのクラスは単位移行ができません。逆にコミカレで受講出来なかったクラスを編入先で取らないといけないってこともあります。結構センシティブなんです。

参照:

americanmatatabi.hatenablog.com

ここでは3つのパターンに分けて、説明します。

①どうしても行きたい大学がある場合

留学生の中には、どうしても行きたい大学があるから、そこに編入するためにコミカレに来たっていう人が一定数います。例えば、カリフォルニアのUCバークレー、UCLAに行きたいとか、NYのファッション工科大に行きたいとか。その場合は、その大学がある州のコミカレに行きましょう。

私は州をまたいで編入したので詳しくは知りませんが、カリフォルニアだと4大とコミカレが提携していることがよくあるらしく、4大は提携先のコミカレから一定数の学生の編入を受け入れるという仕組みがあるそうなんです。

だから州をまたいで編入するよりも、この仕組みを利用する方が、圧倒的に編入が有利になるわけなんですよね。まあ有利にはなるけど、もちろん成績や課外活動でもきちんと評価されることは忘れずに。

admission.universityofcalifornia.edu

多分これ。わたしは仕組みを全く知りません。詳しくはこれで編入した人とか、コミカレのスタッフ、カリフォルニア大学(UC)のスタッフにメールして聞いてみてください。

②今はまだ行きたい大学は決まっていないけど、編入希望

編入したい大学が今は決まっていなくてもOKです。何も心配することはありません。実際にコミカレに進学してからいろいろ調べた方がいい大学が見つかったなんていうこともよくあります。コミカレもいろいろありますが、「自分がこんなところで勉強したい」という基準値を探してみましょう。

以下は例です。

・自分が住みやすそうだと思う街のコミカレに進学

これは上記のこだわり要素から参照して見つけてみてください。

・自分が勉強したい専攻があるコミカレへ進学

受講できるクラスは、コミカレによって大きく異なります。またコミカレが持つ専攻の数もそれぞれ学校によって違います。詳しくは「(カレッジ名)+Course catalog」で検索してみてください。

例えば、わたしが行っていたButte Collegeはプログラミングに関する授業がかなり少なかったんですよね。2つくらいしかありませんでした。しかしシリコンバレーのお膝元のDe Anza Collegeはプログラミングのクラスが山ほどあります。

https://www.deanza.edu/publications/catalog/search/schsearch.html

この差で何が起こるのか?もしもComputer Science専攻で4年制大学に編入したい時に、編入先で余計にクラスをとることがなくなるわけなんです。

例えばあなたがUCアーバイン(UCI)にComputer Science専攻で編入したいとします。その際にButte Collegeで取らないといけないクラスは以下の通り。

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左側がUCIでCS専攻で編入するのにコミカレで取らないといけないクラスです。右側がButte Collgeのどのクラスに該当するかっていうこと。No course articulatedってありますよね。これはつまButteではクラスのオファーがないってことなんです。

こちらはDe Anzaバージョン

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見方はButteの時と同じです。どうでしょう。受講できるクラスの数が全然違うんです。

だからもうすでに専攻が決まっている人は、自分の専攻の授業が充実しているコミカレを選ぶようにしましょう。

ちなみにこれはASSISTというサイトで調べました。カリフォルニアのコミカレから、カリフォルニアの大学に編入したい学生にとって必須のサイトになります。

http://www.assist.org/web-assist/welcome.html

・TOEFLやIELTSの基準点が低い(または高い)コミカレに進学

・少人数制のコミカレに進学

・日本人が少ないコミカレに進学

・教育サポートサービスが充実しているコミカレに進学

以上の3つのポイントは、特に専攻も行きたい大学もない、だけど留学したいって人に向けたものです。どんなコミカレでどんな雰囲気のもと、勉強がしたいですか?自分の考えをこの4つのポイントから深掘りして編み出してみてください。

特にわたしは教育サポートサービスの充実さは大事だと思います。あくまでわたしの意見ですが。

わたしが行っていたButte Collegeはサポートがすごく充実しているカレッジでした。わたしはこれが当たり前だと思っていましたが、編入してから当たり前じゃないことに気づきましたね。

例えばどんなサポートがあるのか。毎日のように学習サポートセンターのCASというところでワークショップが開講されています。

http://www.butte.edu/departments/cas/casworkshops/Main%20Campus%20Schedule%20Fall%202017.pdf

エッセーの書き方、教科書の読み方、図書館のデータベースの使い方(論文の探し方)、ペーパーを書く時に必須になるMLAやAPAのフォーマットでの書き方など、とにかく数が膨大です。

大学での勉強をするのに基本のきとなるスキルをここで身につけることができます。てかこのワークショップでやっていることがわかっていなかったら、アメリカの大学での勉強がしんどくなるってことです。

わたしもよくワークショップ行きました。だから編入してからも何のためらいもなくMLAやAPAでペーパー書けたし、ペーパーの書き方も知っていたので基礎力という面ではトラブルがありませんでした。

わたしはコミカレはアメリカで勉強していくための基礎力を身につけるところであると思っています。もちろん授業を受けて単位を習得することも大事です。しかしペーパーの書き方とか、フォーマットとか知らないと何もできません。

こういうサポートが充実しているところを選ぶのも一つの選択肢であると思うので、検討してみてください。

これらの要素をすべて統合して、行きたいコミカレを探そう

たくさん情報がありすぎてどこからどう考えたらいいのかわからないと思います。要点は以下の通りです。

・街の様子や都会へのアクセスなど、こだわり要素を考える

・編入したい大学/専攻/その他の要素を整理して考える

この二つをクリアして初めてカレッジ探しが始まります。探し方もいろいろです。

・自分が導き出した要素をひとつひとつGoogleで検索する

・コミカレリストをかたっぱしから調べてみる

などなど。

探すのは大変ですが、自分が行きたい留学ですから、自力でやりましょう。お金払ってエージェントにやってもらうことじゃありません。

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基本暇人なので、仕事の時じゃない限りは即返信します。

 

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