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【留学】SUNY Albanyでわたしが履修した情報科学のクラス一覧とその感想

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だいぶ前に大学(UAlbany)でわたしが履修した授業について書いたことがありました。専攻だった情報科学については触れていなかったので、こちらでやろうと思います。

一般教養とジャーナリズムのやつはここからご覧ください。

americanmatatabi.hatenablog.com

americanmatatabi.hatenablog.com

 

まずうちの大学でBachelor of Artsの情報科学専攻で卒業するために必要な単位について。(ちなみにBSでの卒業もできます。この場合は取る授業が大きく異なってきます。わたしはBAで卒業をしたので、BSのことはわかりません。)

最低限必要な専攻の単位取得数:45単位

(必修科目:36単位、選択科目:9単位)

ちなみにわたしは編入生としてUAlbanyに来たので、ここにかいてあるクラス全部を履修したわけではありませんでした。カウンセラーに駄々こねてコミカレでとってたクラスを移行してもらったこともありました。なので、履修したクラスは☆で、単位移行して履修の必要がなかったものは★で表しました。

【必修科目】

Information, Science & Society(ITのことを文系ぽく学ぶ感じ)

☆INF 100X Information in 21st Century

☆INF 301 Emerging Trends in Information and Technology

☆INF 499W Senior Seminar in Informatics

★Com 100, PSY 101 or 102, SOC 115の中から2つ選ぶ。

(補足:コミカレ時代に異文化コミュニケーションのクラスを取っていたので、それをCom100に移行。もう1クラスはINFの選択科目を履修することでPSY(心理学)とSOC(社会学)のクラスを取らずに済んだ。)

Programming(プログラミング)

☆CSI 105 Introduction to Computing and Information

Statistics(統計)

☆MAT 108 Statistics

Calculus(微積)

★MAT 106 Survey of Calculus

(補足:コミカレ時代のTrigonometryとCollege Algebraを移行。)

Web(ウェブ)

☆INF 201 Introduction to Web Technologies

Data(データ)

☆INF 202 Introduction to Data and Databases

Networking(ネットワーク)

☆INF 203 Introduction to Networks and Systems

Hardware

★INF 424 Hardware and OS Essentials

(補足:このクラスは取らなくていいと言われた。かわりにINF 308 Programming for Informaticsを履修。)

【Electives(選択科目)】

3教科選ぶ。選択科目のリストがあるけど、カウンセラーと相談次第でリストにないクラスも選ぶこと可能。

 

ではそれぞれのクラスでどんなことをやっていたのかを書きます。

☆INF 100X Information in 21st Century

こちらのクラスは一般教養の必修でもありましたので、この記事をご覧ください。

americanmatatabi.hatenablog.com

☆INF 301 Emerging Trends in Information and Technology

このクラスではITのトレンドを幅広く学びます。基本的に教授のレクチャーはないです。与えられたテーマに対して、グループで話し合って、それを発表する感じ。

主なテーマは、ドローン、ウェアラブル、VRなど。その他に自分でFinal Projectで扱いたいテーマを決めて、それについて調べてペーパーを書くものがありました。わたしはオンライン教育について調べて、ペーパー書いてプレゼンをしました。

成績の判断基準は、出席(Attendance)、学期中に5回あるブログ課題、クイズ、Final Projectの5回分の提出という感じだった気がします。もちろん教授はよく変わるので、これは一概には言えません。

ブログ課題では決められたテーマについて自分でブログを書くやつです。これがわたしが書いたブログです。

Emerging New Technology and My World

参考までに(グラマーミスだらけなのは見過ごしてください)

Final Projectの5回分の提出というのは、学期を通して5回くらい色々提出しないといけないということです。初回は自分で決めたテーマとその概要、その次はLiterature Review、そして下書き、下書き、清書の感じ。最後にまとめてではなく、学期を通して少しずつFinal Projectを仕上げていきます。その都度教授からのコメントをもらえるので、レベルアップできます。

このリンク先にわたしのペーパーがあります。

docs.google.com

教科書はありません。クイズのリーディングはその都度アナウンスされました。

TAは1人いました。クラスは40人くらい。

☆INF 499W Senior Seminar in Informatics

このクラスは、4年生の最後の学期に情報科学専攻の学生が全員履修しないといけないクラスです。

ここでもレクチャーらしいレクチャーはありません。ITのことをやるというよりは、ペーパーの書き方、プレゼンの仕方とかそういうことについてグループで話し合うという感じでしたね。

最初はライティング課題が毎週ありました。それに加えて、オンラインディスカッション課題など。最後には10ページのFinal paperがあります。

YouTubeでGoogleのプロダクトについてプレゼンをしようってのがあって、わたしはGoogle Mapについてやりました。

www.youtube.com

まあ興味ある方は見てください。

こちらが教科書です。

www.amazon.com

この教科書は、ライティングの仕方について書いてあるものでした。どのように筆者の言葉を引用するのかとか、どんなフレーズが効果的なのかとか。薄くて値段もそこまでしません。英語のライティングの基礎を学び直したい人はチェックしてみてください。

このクラスは出席が超重要です。出席しないと、in-classの課題の点数はいりません。あとは大量の課題をちゃんと毎週全部やること。ちゃんとやってればAは確実です。

TAは1人いました。クラスは25人くらい。

☆CSI 105 Introduction to Computing and Information

主にプログラミングのコードを書くクラスでした。3つのセクションに分かれてて、1つ目がHTML、2つ目がPython、3つ目がデータの扱い方。いずれもグループワークです。グループでプログラミングやるという奇妙なクラスです。

これも出席点が大事。クラスでやるグループ課題が成績の大きなウェイトを占めます。あとはセクションごとの個人課題をちゃんとやることとクイズかな。教科書はありませんでした。

TAは2人いました。クラスの規模は30人くらいかな。

☆MAT 108 Statistics

その名の通り、統計のクラスです。統計の基本的なことをやります。

成績基準は学期中にそれぞれ3回ある課題提出とテスト。テスト前に課題提出があるという感じです。課題はオンラインでやります。

あまりいい思い出がないので、どんなことやっていたのかもろくに覚えていません。まあ数式覚えて、それで問題解けるようになればいいと思います。わたしはこれは成績良くなかったですね。統計嫌いだなあと思いました。

教科書はこれ。

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教科書は強制購入でした。教科書の中に入っているコードを読み込んで、それで課題をやるからです。大学のBookstoreで99ドルくらいして買ったけど、Amazonだと25ドル程度で買えるのね。。

TAは何人かいた気がする。300人くらいの巨大クラスだったので。

☆INF 201 Introduction to Web Technologies

こちらはウェブサイトをコーディングから自力で作れるようになることを目的としています。HTML、CSS、Javascriptを基礎からやります。

課題は毎回必ず出ます。週に2回ですね。最初は簡単なライティングをするやつで、言語を扱うことが始まると、コードを書く課題がちょいちょい出ます。

あと学期を通して5回くらいクイズありました。これも上記の3言語の知識を問うものです。

やった課題は全部オンラインにあるので、参考までにリンク貼っておきます。

http://www.albany.edu/~ya741368/201/

そんでこれがFinal Projectで作ったサイトです。

http://www.albany.edu/~ya741368/201/finalproject/bestbeachesincalifornia.html

教科書はないです。インストラクターがパワーポイントの資料をくれます。

TAは1人いました。クラスは30人くらいかな。

☆INF 202 Introduction to Data and Databases

これはデータベースを作る課題です。こんなのやってた。

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データベースの作り方、扱い方をやりましたね。主にグループでやる。課題もランダムで出ます。最初はこういうエクセルとかで表を作っていましたが、途中からMicrosoft Accessを使いました。

これはインストラクターがひどかったので、あまりいい思い出がない。他のクラスメイトもブーイングしてた。Rate My Professorでの評価が1.6 / 5.0なんだから仕方ない。

まあ悪い人じゃないんだけどね。教え方が下手なんだわ。宿題の意味がわからなくて、宿題できないこともあったし。最初はわたしの英語力の問題か?と思っていたけど、アメ人学生も意味わかんないって言っていたから、わたしの問題ではなかった。

NoSQLの言語もやる予定でしたが、インストラクターの計画性のなさでやらないことになりました。

成績は出席、課題、クイズ、ミッドタームとファイナルのテストって感じです。テストは教科書ちゃんと読んでいればどうにかなります。Multiple Choiceです。

教科書はこれ。

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☆INF 203 Introduction to Networks and Systems

これはパソコンの内部のことについて勉強します。ハードウェアとかソフトウェアのことを細かく勉強する感じ。CPUとかやったな。あんま覚えていないけど。こういうの好きな人は面白い授業だと思います。

成績は、出席、iClicker、クイズ、ミッドタームとファイナルの2回の試験、Final Projectといった感じ。課題も4回くらい出たかも。

Final Projectではパソコンの歴史とともにプログラミング言語がどのように一緒に発達してきたのかについて書きました。

このリンク先にわたしのペーパーがあります。

docs.google.com

教科書はこれ。

www.amazon.com

INF 308 Programming for Informatics

情報科学のためのプログラミングという授業の名前ですが、実質はPythonの基礎をひたすらやるという感じでした。

毎回教授が出す課題をクラス内でやって、提出。外で出される課題も学期中に3回くらいありました。テストもミッドタームとファイナルの2回。教授がゆるふわで優しいおじいちゃんだったから、楽しかったです。

しかしプログラミング苦手な私。よく声かけてきてくれたComputer Science専攻のアメリカ人男子によく手伝ってもらってなんとかいい成績取れたという感じでした。

教科書これ。

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Kindleだとタダだよ。

 

以下、選択科目。

☆INF 200 Research Methods for Informatics

これはリサーチの仕方を勉強するクラスです。冬のオンラインクラスでやりました。

アカデミック論文のリサーチの仕方ですね。どのように効果的なアンケートをとるのか、インタビューをするのか、またデータを扱うのかを4週間というハイスピードでやりました。

このクラスの面白いなあと思ったところは、アカデミアに関係なく、どのようにデータを収集するのかという基礎を勉強できたことかなと。アンケートもただ質問を並べればいいわけではない。効果的な結果を得るためには、回答の選択肢に工夫が必要だったり、記述式はできるだけ避けたほうがよかったりするなどがあるのです。

冬のクラスだったので、正月以外は毎日課題がありました。個人のやつとグループのやつ。時差があって大変だった記憶しかないです。笑

わたしはアメリカのティーンの間で問題になっている、Sextingについてリサーチしました。自分のヌード写真とかをオンラインとかにアップしたり、恋人同士でシェアしたりすることです。

課題の例です。

これはLiterature Reviewです。

docs.google.com

教科書はこれ。

www.amazon.com

この教科書、リサーチの基礎だと思うし、わかりやすく細かく書いてあるから、アカデミアだろうがビジネスなんだろうがおすすめ。

☆INF 307 Current Topics in Social Media

ソーシャルメディアについて理論から、現在の使われ方についてまで勉強しました。

理論の勉強では、ソーシャルメディアの原点となる、どのようにして人と人はつながってきて、それがどのようにしてソーシャルメディアの形になっていったのかをリーディングでやりました。これが個人的にはすごく面白かったですね。

NodeXLというソーシャルメディアを分析するソフトウェアも少しいじりました。

ある程度一通り理論を勉強したら、現在のよくあるソーシャルメディアのトピックについてグループごとにリサーチをします。そしてまた別のトピックをグループで決めて、それをFinal Projectとしてやります。

出席は最重要。グループでのin-class assignmentで毎回点数はいる。週に2回課題が出る。全部ちゃんとやらないとAはもらえない仕組み。Literature Reviewの課題で、大量のプレジャリズムが見つかったことがありました。みんなその課題では0点でしたね。わたしは100点でしたけど。

TAは2人いて、クラスは40人くらいだったと思います。グループはランダムに決められて、1グループあたり6人ですね。

これが教科書。

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Final Projectではトランプの大統領選挙の時のポジティブとネガティブなツイートを比較することをやりました。これはグループでやったので、こちらでの公開は控えます。

☆INF 362 Intermediate Interactive Design

このクラスは201の応用みたいな感じです。ここでもウェブサイト作りました。HTMLとCSSはできないとこのクラスにはついていけないので、201をとることがrequireになっています。

ここでやったのは、HTML, CSS, Javascropt, PHP, jQueryとかかな。週に2回みっちり課題が出ます。課題は主にCodecademyとCode Schoolから出ました。

www.codecademy.com

www.codeschool.com

個人的にCode School好きですね。動画でわかりやすく説明してくれるし、レッスンの数も多いのでコード覚えやすかった。もう忘れたけど。

Final Projectではグループでウェブサイトを作りました。ちょうど大統領選挙前だったので、ニューヨーク・コネチカット・ニュージャージーのティーンの投票率を上げるためのサイト制作。

これもグループでやったので、ここでの紹介は控えます。

TAは3人。クラスは30人くらい。

☆INF 363 Digital Design

その名の通り、デジタルデザインについて実践的に学びました。

主にPhotoshop、Final Cut Proをまずはやって、あとはイケてるスタートアップのデザインについての動画を見てましたかね。その他はFinal Projectをずっとやってた。

Final Cut Proはグループで一つの課題を作るやつでした。キャンパス内でみんなで動画撮りに行ったり、自分たちで撮ったのを集めたり。それをみんなで編集をしてプレゼンするという感じでしたね。

Final Projectでは自分のビジネスをやるという想定で、そのビジネスで必要になるもののデザインをするということをしました。

わたしはオルバニーにMatcha Cafeをオープンさせるというイメージで、メニューや名刺、ウェブサイトのモックアップなどのデザインをPhotoshopで作りました。

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これwebsiteのデザインね。

フォントは、

www.1001freefonts.com

ここから選びました。おしゃれなフォントを無料でダウンロードできます。

ファイナルプロジェクトは、Milestoneと言いまして、自分のプロジェクトを何回かに分けて提出していきます。提出先はクラスのディスカッションボード。そこでクラスメイトが自分のプロジェクトについてコメントをしてくれます。指摘されることもあるので、それを直すことの繰り返し。自分では気づかなかった視点とかあるから、この仕組みはありがたかったです。

教科書はこれ。

www.amazon.com

これは心理学的なアプローチから、デザインをするときはどんなことに気を配るべきなのかについて100のテーマで書かれています。例えば、人間は多くのことに一度に気を配ることができないとか覚えられないとか、そういう感じ。

www.amazon.com

こっちは世の多くの起業家とかものを作ってきた人たちのお話をまとめたやつ。今をときめくイケイケな起業家だけじゃなくて、100年以上前の話とかある。読み物として面白い一冊ですよ。

月に1回ほど200ページ以上のリーディングがあります。この教科書2冊からね。それがクイズに出ます。クイズはとても大事です。わたしはリーディングは嫌いなので、しんどかった。

TAはいません。クラスは20人くらい。出席は超重要。課題はミッドタームまで毎週デザインについてのリフレクションペーパーがありました。お題を与えられて、それについて自分の考えを250 words以上で書くものです。これはクラスのディスカッションボードに提出し、他のクラスメイトからコメントをもらいます。また自分もクラスメイトの投稿にコメントをします。

 

とても長くなりましたが、以上がわたしが大学で履修した情報科学のクラス全部です。専攻だったので、数が多いですね。いろいろ大変でしたし、課題も毎週沢山出るのできついこともありましたが、実践的なスキルが身についたのは良かったと思います。ペーパーを書くことにも慣れました。

わたしはInterdisciplinary Information Scienceという専攻で大学を卒業しました。これは学際的なという意味で、自分の専攻で学んだことを他の分野でも応用することを目的としているらしい(卒業後に気づいた笑)。

なのでITについて本当に幅広く勉強しました。だからまあこれといった専門はないんですよね。まあわたしはジャーナリズムもやっていたので、IT化するメディアを卒論として書きました。これがまあ大学生活で強く興味あったことかな。そんな気がします。

うちの大学でInformaticsについて深く勉強したい人は、Concentrationと言って、自分の専門をつけて勉強することをお勧めします。Concentrationにはデータベース、セキュリティ、ソーシャルメディアなどいろいろあります。

UAlbanyでInformaticsを勉強できてよかったです。ひどい教授もいたけど、テクニカルなことを文系として勉強できて、Photoshopなどの実践的なスキルが身についたのは財産だと思います。うちの大学のInformaticsで勉強したいという人で質問がある方はわたしまで連絡ください。