アメリカンまたたび

2018年秋からニューヨーク大学の大学院で留学生教育を勉強する予定。

アメリカの大学院受験(修士):大学探しから出願完了までの基本スケジュール

これから気まぐれでアメリカの大学院受験をするにあたっての「やり方」に関する記事を何本か書いてみることにしました。

なぜこの記事を書くことにしたかというと、わたし自身が出願の最中にどうやって効率的にできるかな、と悩んだからです。今や学部留学に関する情報はたくさんありますが、大学院留学についての信憑性の高い日本語の情報はまだまだ不足していますね(まあ大学院に行くような人が質の高い留学サービスを運営するケースが限りなくゼロに近いからだと思いますが)。

「大学院留学をしよう!」と心に決めてから、出願が完了するまでの簡単なプロセス、必要書類、スケジュールの立て方の一連の流れがわかるようになります。

①大学院留学を決めたら、何をするのか?→自分が勉強したいことを細かく書き出してみる

もうすでにある程度勉強したい分野やジャンルが決まっている人は、このプロセスはスキップしていいと思います。

肝心なのは勉強したい専攻だけではなく、その専攻の中で何を勉強したいのかまで細かく考えることです。例えばCommunicationの専攻の中にも、Political Communication、Organizational Communication、Intercultural Communicationなどたくさんの分野があります。その分野の中でもかなり細かく学問が分かれています。何の専攻の何の分野で、具体的にどんなことを勉強・リサーチしたいのかを決めておくことが大事です。

そしてなぜその分野を勉強したいのか、何がその分野を勉強するように自分をかきたてたのかの背景も整理しておくといいと思います。

そうしないと大学選びで苦戦するし、Personal Statementが書けないからです。大学院留学を決めてから、一番最初にやるべきことです。まあこの分野のこういうことが勉強したいから大学院に行くことにした、という人もいると思いますが。

②大学を探すにあたってのこだわりを書き出してみる

勉強したいことが決まったら、アメリカで修士号を取得するにあたって、自分のこだわりは何なのかを考えてみてください。

学費はいくらまでなのか、生活費はどのくらいが上限なのか、大都市がいいのか、有名な大学がいいのかなど。

このこだわり要素の洗い出しは、過去にコミカレ選びの記事で書きました。ここで書いてあることとほぼ同じなので、これを参考にしてみてください。

americanmatatabi.hatenablog.com

ただ修士課程の場合、教授の知名度、自分が学びたい分野をやっている教授がいる、この教授のacademic interestと同じだ、というのもそこそこ大事だと思います。

ちなみにわたしの場合のこだわり要素は、

GPAの制限がないこと(これ個人的にすごい大事w)、別に有名な大学じゃなくてもいい、できればGREのスコアがいらないこと、cultural adaptationが学べること

でした。

こだわり要素を一番初めに書き出す理由は、大学探しを効率的に進めるためです。アメリカにはピンからキリまで山ほど大学があって、探し始めると止まりません。だから自分のこだわり要素を満たさない大学はどんどん切っていかないと、出願する大学が決まりません。

ただこだわりが強すぎると、逆に受ける大学がなくなります。なのでほどほどに妥協することは必要だと思います。

③こだわり要素が揃ったら、出願する大学院を探す

出願する大学院探しの詳しいやり方は、この記事を読んでください。

americanmatatabi.hatenablog.com

ちなみに日本語よりも英語のほうがより詳細な情報が集められると思います。

大学院のまとめサイトはアメリカのやつでも使い物にならないことがほとんどなので、記事にある通り、もう片っ端から探すのがなんだかんだ一番の近道だと思います。自分にあったプログラムを検索する系のサイトもだいたいがクソですね。

わたしはよくSNSとか新聞で目に付いたアメリカの大学があれば、自分に合うプログラムはないかどうか、すぐに調べていました。NYUもそんな感じで見つけました。

受験する大学院の数は、専攻によって異なりますね。わたしは7校くらい受ける予定でしたが、受ける気がしなくなってきて結局3校で終わりました。Medical Schoolだと20校とか普通に受けるらしいし、心理学の分野だと10校とか受ける人もいるそうです。

受ける数はインタビューがあるかどうかでも変わってくるそうです。この辺の調整で不安な人は、Twitterでリプライください。

④出願をするにあたって必要になる書類を整理する

大学ごとに必要な書類は異なります。そこでリストを作るといいと思います。前にもブログで書きましたが、わたしはEvernoteで専攻ごとに必要書類をまとめたページを作っていました。

www.evernote.com

・大学名

・出願締め切り

・必要書類

・いざというときの連絡先

をノートにまとめます。メモ程度でいいです。

必要な書類はどこで確認するのか?自分が出願する大学のホームページ→出願する専攻のホームページ→Admission→Requirementなどでだいたいは出てきます。どこの大学・専攻でも必ず提示されています。

⑤出願にあたってのスケジュールを立ててみる

必要な書類の種類が整理できたら、次はスケジュール立てです。

大学院受験はスケジュールが命です。締め切りから逆算して、いつまでに何をやらないといけないのかを徹底的に決めるのがまたたび流です。

わたしはそれぞれの必要書類がどのくらいの期間を要するのかを考えながら、スケジュールを決めました。

例えば、以下の書類は大学院留学でだいたいどこの大学でも専攻でも必要になる書類です。それぞれを用意するのにどのくらい時間がかかるのかも書きます。

・Application:すぐ終わる

・Resume/CV:2ヶ月くらい(添削期間含める)

・References:2ヶ月くらい(2ヶ月前に許可取りを始める)

・Personal Statement:1〜2ヶ月くらい(添削期間含める)

・Transcripts:日本の大学じゃなかったらすぐ終わる

・Writing Sample:学部時代に書いたものでベストなやつを引っ張り出すので、すぐ終わる

・TOEFL/GRE:1年〜半年くらい

必要時間はだいたいこのくらいで。わたしはTOEFLとGREを受けなかったので、出願締め切りの3ヶ月前から動き出さないといけないという風に計算しました。

GREの受験が必要そうな場合は、半年以上前から勉強を始めておいて、スコアは出願の2ヶ月前までには用意しておく必要があると思います。

あと日本の大学を卒業した人は、TOEFLかIELTSが必要になると思います。これの勉強のスケジュールも大事ですね。こちらも出願の2ヶ月前にはスコアが出せるようにしておいたほうがいいかと。

またアート系の専攻だと、作品の提出が必要になることもあると思います。

例:またたびのスケジュール

わたしは12月1日締め切りの大学がありました。なので、

10月の中旬には受ける大学を確定させ、 推薦状のアポ取りを始め、ResumeとPersonal Statementを用意し始めました。 

11月の上旬までにはResumeとPersonal Statementは添削と修正を5回くらい終わらせました。添削してくれる人がこれでいいよって言うまでやります。

しかし1月上旬に締め切りの大学が2つあったので、それらの書類も時期をズラしながら同時並行で書類の調達をします。

⑥スケジュールが立てられたら、書類の準備に命をかける

どんな書類を出さないといけないのか、書類それぞれどのくらいの時間がかかるのかがわかったら、あとは準備に命をかけるだけです。

ただResumeは使い回しが可能、成績表の取り寄せは日本の大学じゃなければ一瞬で終わります。わたしの場合は、手間がかかったのはPersonal Statementですかね。大学ごとに聞かれることが違うし、大学のプログラムに合わせて文章を考えないといけないので。

わたしのようにフルタイムで仕事している人は、タイムマネジメントとの戦いになります。仕事のスケジュールと照らし合わせながら、無理のない程度に頑張ってください。わたしは平日はメールなどの簡単な作業、週末にエッセーなどの重めの作業をやるという風にしていました。

書類は出願締め切りの1週間前には全て作り終えるのをおすすめします。

あとアメリカの大学院はよっぽどのことがない限り、オンラインでApplicationを作ります。自分でアカウントを作るのです。

Applicationは途中で入力内容の保存ができます。だからApplicationそのものは締め切りの1〜2ヶ月前にはじめておいて、入力できるものは入力しておくといいと思います。

多くの大学は10分もあればApplicationの入力が終わるようにできていますが、カリフォルニア州立大学の共通のApplicationは30分くらいかかるので注意です。

⑦すべての書類が終わったら、全部提出させる

提出はオンラインのApplicationでできると思います。郵送するものがあれば、余裕を持ってEMSで送るのが確実かと。出願当日に提出するのもアリですが、できたら2〜3日前には終わらせておきたいですね。

ま!と!め!!!

2019年秋スタートのプログラム、締め切りが2018年12月〜2019年3月のものに受けるとしたら。。

・GREとTOEFLが必要なら、早急に勉強を始める

・今年の8月末までに出願するだいたいの大学院を決める

・同時に出願する奨学金があるなら、それも探して出願しておく

・9〜10月、時間とお金に余裕があれば、キャンパスビジットする

・10月中旬、キャンパスビジットの結果を踏まえ、最終的に出願する大学院を決める

・10月中旬、推薦状のアポ取り、Resume、Personal Statementの執筆開始

・随時推薦状の催促をする

・10月下旬、Applicationをopenさせる

・11月上旬、成績表を取り寄せて送る

・12月の締め切りの2〜3日前、出願完了

受ける大学によって締め切りが異なりますが、全て最初の締め切りの大学に合わせて動いておくと、あとが楽です。

今回のスケジュールはあくまで基本であり、大学や専攻によって大きく異なると思います。この記事に書いてあることをベースとし、あとは自分の専攻に合わせて応用させる必要があります。

質問がありましたら、Twitterのリプライで気軽に聞いてください。

以下は参考になるかもしれないブログリンクです。どれも大事になると思って書いたので、大学院受験予定の方はぜひ読んでください。

americanmatatabi.hatenablog.com

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