ご存知の方も多いと思いますが、わたしの学部時代のGPAはシャレにならないレベルで低いです。一番ひどい時は2.14でした。卒業時のGPAは2.95。なんでこんなクソみたいなGPAでも受かったのかを自分なりに考えてみました。受かった本当の理由はわかりません。
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①わたしが勉強したいテーマが、「低いGPAに悩む留学生をサポートするためのこと」だったから
わたしのように大学で成績に悩む留学生をサポートするために、カルチャーショック、とりわけCutural Adaptationというものを勉強したいと思いました。留学生が異文化にどのように適応していくのか。わたしはその適応のプロセスと大学での勉強をからめて考えたいのです。
そのためには異文化コミュニケーションと高等教育をcombineさせて考える必要があると思うのがわたしの持論です。
つまりわたしは自分の大学時代の大失敗を、大学院での勉強にしたいのです。
アメリカにはStudent Affairs and Higher Educationという、大学などの高等教育機関で働く人を養成するための学問があります。この分野にもわたしはApplyしましたが、なかなか留学生教育をからめて勉強できるところが見つかりませんでした。強いて言うなら、オハイオのKent Stateくらいかなあ。Diversityにフォーカスするものはあるけど、留学生に特化できるのって少ないと思いました。
NYUのInternational Educationのプログラムは、わたしの理想を体現するものそのものでした。詳しくは別記事で勉強したいことの詳細を書きますね。だから自分の興味関心と大学院のプログラムの内容がマッチしたんだと思います。
②低かったGPAがどのようにして回復したのかをきちんと考えて、それをエッセーに書いたから
そもそもわたしが「異文化コミュニケーション×高等教育」を勉強したいと思った理由が、学部時代にクソみたいな成績をとってしまったことでした。
だからエッセーに、
・なぜ成績が落ちたのか
・成績を上げるためにどんなことをしたのか
・どこまで成績を上げることに成功したのか
・そして自分の経験をどのように大学院での勉強に生かしていきたいのか
を詳しく書きました。
エッセーはうまく書けた自信がありませんでした。だけどおそらくその内容と、大学院のプログラムが合ったから受かったんだと思います。失敗をどのように生かしてきたのか、失敗から何を学んだのか、そこが多分Admissionの方々に響いたのかな?なんて勝手に考えてます。
③自分自身のGPAにまつわる辛い経験を今後のキャリアに生かしたいと書いたから
大学院を卒業したら、留学生をサポートする仕事がしたいと思っています。留学生の中には、かつてのわたしのように成績に悩む人がたくさんいます。わたしはそんな留学生に手を差し伸べて、彼らが成績をあげ、人生をいい方向へ導くお手伝いがしたいです。
そしてゆくゆくは、留学生教育に特化したジャーナリストになりたいです。
この仕事をするためには、わたしの失敗が大いに役立つと思いました。成績がいいのに越したことはないけど、やはり成績に悩む人の気持ちは、成績に悩んだことがある人じゃないと思っています。経験者というか、当事者というか。その辛い気持ちに寄り添えるのは、わたしができる唯一のことだと考えました。
とまあそれをエッセーに書きました。これももしかしたらプラスに働いたポイントなのかなと。
わたしが受かったのはミラクルです。わたしがInternational Education以外のプログラムを受けていたら、きっと普通に落とされていますよ。自分が当事者として経験している分野、そしてその分野で今後のキャリアを築きたいからこそ、だったのかななんて思います。
次の記事では大学で勉強したいことをさらに詳しく書きます。